San Franciscoのひとりごと...３ sakura咲く散歩道

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アメリカ西海岸の小さな町で　付き合い丸28年の2人
米国人彼氏Dさんと雑種犬Coco(没2020)と共にひっそりと　慎ましく暮す男の
地味でありふれた　たれ流し的日常生活日記

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sakura咲く散歩道

2021/04/04 (Sun)

今週の中頃にヒートウェイブのような暑さがやってきたサンフランシスコベイエリアですが、２～３日でそれも済み、いつも通り少し肌寒い日常が戻ってきました。一体あの熱波は何だったのだろう？と思うくらいの暑さでしたが、そんな日でも朝夕になるとぐっと寒くなりましたのでとんでもない暑さという感じでもありませんでしたが、この時期には珍しい気温でした。

そんな陽気が関係しているのか定かではありませんが、周りの春の花たちが固いつぼみをほころばせて綺麗な薄紅色の花を一斉に咲かせ始めていました。週末散歩の通りに道にもちらほらと桜や桃のような木が植えてあり、この時期にはきれいな花が見られるので、あぁ～あの木は桜だったんだ～これは桃かな？アーモンドかな？などといろいろ想像しながらお花見を楽しませてもらっています。

Dさんの方も、きれいだね～と言う感想が出ていますが、やはり日本人の僕が思う桜の感激の度合いとは違いますね。特に僕はこの桜を見るたびに、今は亡き母のことを思い出してしまいます。彼女が亡くなる少し前に、ちょうど桜の時期にDさんと一緒に日本へ行きお見舞いをしたのです。その時、父の押す車椅子に乗りながらDさんと僕と父と母と桜並木の道を歩いたことがありました。

あの時はもう母の脳は脳腫瘍に侵されていてほとんど僕のことをわからなくなって視点がぼやけていた感じでしたが、時折焦点があいこちらを見て微笑んでくれることもありました。そして、桜の花びらが散る駅までの道で何度も桜の花を見つめていたことが心の奥に焼き付いているのです。そしてあの時の父の気持ちを考えるとつらくなります。それが母と一緒に見た桜の最後であり、日本で見た桜の最後でもあります。

そんなこともありますし、近所の庭先で咲いている桜の木の目の前で、やはりCocoが亡くなる1年前に無理やりCocoと一緒に撮った桜との2ショットもありました。桜の花には僕にとって大事な人(犬)との思いがつながっているので、きれいだな～と思うとともに、その花がはらはらと散るところを見ると、きれいと愛でつつも物悲しさも一緒に感じずにはいられない部分もあります。

そんな桜や桃の花が綺麗な週末散歩の後は、先ほど行って少し気に入ったThaiレストランの方でのランチを楽しむことにしました。まずはビールで乾杯すると、サラダがやってきました。ほろ酔いになって気分がよくなったころにメインのランチプレートがやってきました。Dさんはグリーンカレーとトムヤム豆腐と五穀米のセット。僕はエビ春巻きとチキンのピーナッツソース掛けでした。

日頃低炭水化物＆減塩食事法をしている僕たちですが、週末の外食ではあまり気にしないようにしてガッツリと好きなものを程よく好きなように食べるようにしています。ほろ酔いでの食事は食欲が増進されていて危険ですね(笑)。それでも食後のデザートのフライドバナナとココナッツアイスクリームのセットは頼みそうになりましたが、頼まなかったので自分を褒めてあげることにしました～♪

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JapanSFO ｜2021　くらし Comment(3)

Comment

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無題

桜が見れるっていいですよね～。

私は嫁に来る前に叔母達と桜を見に歩いたんですよ。
あの時、叔母達が集まってくれて泣いたんです。

確かに時々自分を解放して食べたいものを食べるって大事ですよね。

ree 2021/04/06(Tue)06:11:27 編集

reeさんへ～

>桜が見れるっていいですよね～。
>＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞

あれ？
フロリダには桜はないのでしょうか？

>私は嫁に来る前に叔母達と桜を見に歩いたんですよ。
>あの時、叔母達が集まってくれて泣いたんです。
>＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞

桜って何か特別な思いがくっきりとリンクしていたりしますよね
また、何気なく見た満開の桜の景色も心の奥にずっと残っていたりするものです。
僕が持つ桜のイメージは華やかで且つ物悲しいという感じかな？

>確かに時々自分を解放して食べたいものを食べるって大事ですよね。
＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞

そうそう～適度にゆるく楽しく食生活を送るのが一番ですね！

2021/04/07 00:05

無題

同じくベイエリアに住む日本人です。
長く日本を離れても、自分が日本語で思う事を表現することが難しくなる日が来るなんて思ってもいなかったのです。
桜を見て色んな思いを抱いてもそれを筆者さまのような綺麗な日本語で表現できません。
いつも色んな日常の何気ない場面に共感して
感動しています。
今日はどうしてもそれをお伝えしたかったです。
今後も楽しみにしています。

Mik 2021/04/06(Tue)13:01:08 編集

Mikさんへ～

>同じくベイエリアに住む日本人です。
＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞

そうでしたか！
コメントありがとうございます。

>長く日本を離れても、自分が日本語で思う事を表現することが難しくなる日が来るなんて思ってもいなかったのです。
＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞

本当にそうですね。僕も職場でも家でも日本語を使わない生活が長くなってしまい、このブログを使うとき以外日本語を使う機会がほとんどなくなってしまいました。

>桜を見て色んな思いを抱いてもそれを筆者さまのような綺麗な日本語で表現できません。
>いつも色んな日常の何気ない場面に共感して感動しています。
＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞

そういっていただけると大変嬉しいです！
英語は外国語のままなのに、日本語の語彙がどんどん減っていくので何とかこのブログを書き続けることで維持していきたいものです。しかしながら、読み返してみるとなんとも稚拙な表現が多いのだろうと、がっかりすることもありますが素直に無理をしないで書いていこうと思っています。

>今日はどうしてもそれをお伝えしたかったです。
>今後も楽しみにしています。
＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞

ご親切にありがとうございます。
Mikさんのような温かい言葉にもう少し続けてもいいかな～と勇気をいただけました。
こころより感謝しております！

2021/04/07 00:10

無題

JPNSFOさんのこの記事を読んで、すぐに日本に帰って、両親の顔を見たくなりました。

コロナで移動が不自由になっていることを恨めしく思っている方も多くいるのでしょうね。早くにコロナが沈静化することを願うばかりです。

ぴろりん 2021/04/08(Thu)05:45:40 編集

ぴろりんさんへ～

>JPNSFOさんのこの記事を読んで、すぐに日本に帰って、両親の顔を見たくなりました。
>＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞

帰れるときには帰りたいものですね。僕は母が亡くなってから毎年日本へ帰り父と温泉旅行に行っていましたが、それでさえもあと何回一緒に温泉旅行へ行けるのだろうと考えていました。その上このコロナ禍で、行きたくてもいけないという貴重な時間を取られてしまった気がして大変残念な気持ちです。ぴろりんさんもできるだけ元気な顔を見せてあげてくださいね！

>コロナで移動が不自由になっていることを恨めしく思っている方も多くいるのでしょうね。早くにコロナが沈静化することを願うばかりです。
＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞

ここまで移動の制限がかかることになるとはだれ一人思ってもみなかったことでしょうし、歴史上こんなものも今までなかったことでしょう。当たり前のことが当たり前にできる世界に早く戻ってほしいですね。そしてその当たり前をありがたく楽しみたいものです。

2021/04/08 13:34

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