彼氏Dさん&台湾出身の元保護犬Coco(2020年没)と共にひっそりと
慎ましく暮す男の地味でありふれた 日常生活日記
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用事を済ませて近所のいつもの散歩道に車を止めて散歩したいかと聞くと、これまたCocoなりのOKという反応をしたので、そのまま散歩してみました。散歩といっても本当に10メートルくらい歩く程度のあっけないものではありましたが、自分の足で立って歩いて、道の匂いを嗅いでおしっこをしている姿に僕たちは大きな喜びを感じました。 さて、Cocoは水は飲むものの食べ物はほとんど口にしなくなりました。僕たちも機械的にCocoを空腹の状態にするのもやめました。Cocoが少しずつ痩せていき、少しづつ生命エネルギーが小さくして、自分の体の状態に合わせて、自分の終活を自分自身の手で計画実行しているようにも見えました。それがCocoなりの自分自身で選んだ選択肢のような気がしたのです。
いたずらに、人間が延命という名目で犯してはいけないようなことのようにも思えたのです。Cocoの選択肢を尊厳するためにも無理やりに食べ物を食べさせるのはやめた方がいいという結論に至りました。もちろん、そこまでに行きつくには2人ともに大きな葛藤と疑問、疑念があったことは言うまでもありません。水と食べ物は常に用意しておいておきまして、数時間に一度は食べるかどうか手ですくって口に持って行ってあげますが、食べなかったら食べなかったで良しとしました。
ところが~!そんな僕たちの決断を揺るがすことがありました。僕たちがCocoが食べたいというものが全く思い当たらず、このまま何も食べさせないでいいのか悩んでいた時、Dさんが唐突にCocoはベーコンがすきに違いない!といきなり思い立ち、ベーコンを買いに行ってきたのです。なぜにベーコン??? 時々この人のこういう行動には不思議なものを感じます。ここまで病気で弱った犬がベーコンか⁉と笑いさえ禁じえませんでした。 こういうのって面白いですね。Cocoが病気になって僕が真っ先に思い付いたのはおかゆ、Dさんはチーズたっぷりのスクランブルエッグにベーコンです。国民性がこういうところでもはっきり出るものですね(笑)。そんな訳でDさんがほとんど直感で思ついたCocoがベーコンを好きかもしれない案から、実際ベーコンを焼いていたらCocoが、あらいいニオイね~と言うような顔でやってきたのです!
あれま~マジですか⁉(笑)そんな訳でDさんがカリカリに焼いたベーコンを小さく砕いてCocoにあげたら美味しそうに食べたのです!本当にほんの少しだけでしたが、美味しそうに食べたのです。こんなこともあるのですね。Dさんの愛の力は偉大であるとまた証明されました~♪ やはりのどの調子がいまいちなので、少し吐いてしまいましたが、自分の意志で自分の口で食べている姿は自然で、Cocoは食べることによってもう少し僕たちのそばにいようと、生きようとしているように見えてしまいDさんと2人で嬉しい姿なのに目に涙をいっぱい浮かべてしまいました。そう~食べることは生きること。Cocoのこの状態を見ると本当にそれが直結していると感じられます。
Cocoってもともと台湾での野良犬なのですが、うちに来た時から家具はかじらないし、靴をかみ切ったりすることもなく聞き分けの酔い頭のいい子でありました。ゲイを仕込むと、もとい(ご心配なく!Cocoは女性です)・・・芸を仕込むと食べ物があるなら何でもやってのけていたような気がします(笑) このビデオはCocoによるHigh Fiveです。
何を仕込まれているのかわかっていないのでしょうけれど、一生懸命な姿が微笑ましいです。
YouTubeがうまく作動しなかったらこちらをクリックしてくださいね→(High Five)
おかげで丸々と太って元気いっぱいな姿を見せてくれています。
Dさんは僕がすごく弱っていることを気にかけてくれています。本当は自分もつらいのでしょうにいろいろと前向きなことを話しで元気つけてくれます。Cocoは幸せな人生だったよ~台湾で殺処分前に拾われて、犬大所帯の家にもらわれ、その後保護団体に譲渡されつつも、こうして海を越えてはるばるうちにやってきて、SabirnaさんやNicolas君にも優しく世話をしてもらえた。
ご飯だって人生の後半は家の手作りのごはんをもらえたし、毎日朝晩の散歩だって欠かさなかった、小さくても自分だけの裏庭だってあったのだから、こんな人生ならきっと不満はないはずだよ~と話してくれるし、いなくなる悲しさに心を向けるよりもCocoがどれだけ僕たちに素晴らしい時間や笑顔をもたらしてくれたの方をもっともっと思い出してみよう~と言ってくれますのでそうだよね!その方が絶対いいよね~と心が少し軽くなることができました。そうだよね!きっとそうだよ!Cocoはきっと不満なんでもうないのかもしれないねと、心に残る暗雲を消し去るように自分で自分を言い聞かせました。 僕たちはその後Cocoを家においてスーパーマーケットに食材を買いに行こうと着替えました。するとなぜかCocoが立ち上がり、しっぽを振って僕たちについてくるのです。Cocoにとって僕たちがジーンズ=散歩という公式が出来上がっていましたので、僕たちがジーンズを穿くと散歩だと思って喜ぶことが鉄則になっていました。ぐったりしながらも僕たちがジーンズを見て、それを思い出したのかもしれません。
Coco~散歩行きますか?と聞くと今まで以上にしっぽをぶんぶんと降って反応しましたので、それじゃ~と、もうできないと思っていたドライブ&散歩をしてみることにしました。やった~!また3人でドライブができたぞ~とDさんとウルウルしてしまいました。ドライブ中はCocoはうれしそうに外を眺めました(残念ながらDさんの撮影はピンボケでした~笑)。
車を止めて散歩道に来ました。
Cocoを車から降ろして散歩させてあげると、弱弱しくではありましたが自力で歩き、においをかいで、おしっこをして本当に短距離ではありましたが散歩をすることができました。よかったよかった~! 今ご存じの通りCocoの記事を毎日書いています。歌の歌詞ではありませんが、本当に信じられないくらいの速さで、時が過ぎ去ると知ってしまったら、どんな小さなことも覚えていたいと心が言ったよ・・・という心境で,、何もかもを残しておきたいという心持であります。それと同時に、Cocoの悪化の度合いのあまりの速さに心がついていけず、心の中が予想以上の混乱をきたしているのです。
それの混乱をほぐすためにこうして書くことを自分に課して、自分の感情に整理をしているというのもあります。書くたびに感情移入が激しくなり、自分でも読んでいてこんなの公開していいのだろうか?恥ずかしいかもな~とも思ったりもするのですが、でも僕のブログの読者で実際に僕と会ったことのある人たちは多分10人にも満たないでしょう。それくらいなものです。 その彼らとも年に1度会えば多いくらいで、数年に一度しか会えないという人の方が多いくらいなのでまあ、感情垂れ流しのブログになってしまっているけれど、僕と面と向かって会う人もいないでしょうし、自己セラピーの意味があるということもあり、Cocoとの記憶の記録ができるのはとっても大切であるのですからまぁいいか~と開き直っています。
そんな訳で、かなり激情に任せて書き連ねていきますが笑って流してください。
最後の写真はドライブから帰ってきて、芝刈りをするDさんをじっと見つめるCocoの図であります。
前回のビデオが僕とDさんの間で物凄く受けましたので、また昔に撮った楽しいビデオを探して再アップしておきます~!
今日のビデオはCocoピーナッツバターを始めて食べるの巻き(←クリック)です
しかし、食べていないせいか顔を上げることもなく視線をこちらにちらっと向けるくらいです。体が弱っていても、おしっことうんちの粗相は全くないのが驚かされます。とりあえず、水で口を湿らせて薬をやるために起こし、おしっこに行きたいかと聞くと弱弱しげにですが立ち上がって裏庭の方に歩きだしますのでドアを開けて裏庭に行かせてあげます。
裏庭の芝生の上で眠るのが気持ち良いらしく、この日もおしっこ、投薬の後はそのままのんびりと眠りました。昨日僕はあまり眠れず、スマホのニュースを見ていたのですがこんな記事を見つけました。「犬を飼うと苦労の連続。でも…」記事の内容は基本的に犬を飼い始めた、男性がその経験を綴っているもので、覚悟がなければ犬を飼わないでほしいというような僕としてはごく当たり前の普通の記事でありました 健康で元気いっぱいの犬を飼っている男性の話には、どうしても斜に構えてしまい、僕からしてみれば、君の書いていることはとっても正しいよ~正論だよ~でも元気な時の犬の世話ってそりゃ~大変だけれども、いざ病気になって、その存在を失う状況になったらこんな悠長なこと書いていられないんだよ!とこの文章を書いた男性にあなたはまだ何もわかっていない…なんて反発的な思いが湧き出てしまったりしていました。
最近は元気な犬を連れている人を見るたびに、少し嫉妬してしまう自分がいるのがわかりますから、こういう反応もしょうがないかな~なんて第三者的に自分を見たりもしています。この男性の話はどちらかというとどうでもよかったのですが、ただこの記事を採用してにこちらのサイトに乗せたと思われるライターさんの文章、特に最後の一文にぐっと心をつかまれた気がしました。
ASPCA(アメリカ動物虐待防止協会)の報告によると、アメリカでは毎年約650万匹のペットが動物保護施設に連れて来られ、年間で約150万匹が安楽死させられているということです。
そして飼い主がペットを手放す主な理由としては、ペットの問題行動や予想よりも大きくなりすぎたこと、また病気などが挙げられています。
ペットとの暮らしは楽しいことばかりではないでしょう。ペットは飼い主のいうことを聞かない時もあれば、病気になることもあります。
そのためペットを飼い始めた後で世話の大変さを知り、飼育放棄をする人がいます。
生き物を飼うということは命を預かるということ。その責任を果たす覚悟がないなら、安易にペットを飼うべきではないのでしょう。
ペットは私たちに無償の愛や癒しを与えてくれます。私たちはそんなペットを愛し、最後の瞬間まで寄り添うことでペットに恩返しができるのではないでしょうか。 そう~僕たちはCocoからたくさんの喜びも与えられましたし、育てることによって僕たちも大きく育てられました。つらいときには癒してもらうことができました。今Cocoが迎えるつらい時期に、僕たちは何が正しくて何をすべきなのか、毎日暗闇の中を手探りで進んているようで自分で、自分たちのやっていることに自信が持てない心境でした。
そんな心理的な状況時に、こうして最後の瞬間まで寄り添うことで無償の愛や癒しのお返しができるのではないかという言葉にすごくほっとすることができたのです。その言葉を信じて何も大きなことはできないものの、Dさんと共に最後までしっかりと寄り添ってあげたいと思えました。たかが犬なのに、自分が思っていた以上にがっつりCocoは僕たちの家族になっていました。 世の中の人たちがここまで犬や猫のことで感情入りいりすぎじゃないですか?と言えるくらい躍起になってしまうことがあるのが、今になるとどうしてそうなるのかがよくわかります。本当にそうなってしまいますよね・・・この日はもう車に乗る体力もなさそうなCocoでしたので家に残して、重いものが食べたいというDさんのリクエストでハンバーガーを食べに行ってきました。
Dさんは赤ワイン、僕はシャンパンで、涙ぐみそうになる二人でしたが笑いながらCocoの命に、Cocoのすべてに乾杯~!してみました。
昔のこんなビデオを見つけまして、Dさんと2人で久しぶりにこれを見て大笑いしましたのでここでもアップしましょう。
Videoがうまく始まらな場合はこちらをクリックしてみてくださいな→(Cocoとチートス)
その理由は、喉が痛くて食欲もない本来の体に、いたずらに薬で無理やり腹ペコの状態にして食べることができないのに、無理やり食べたい状態にすることに抵抗を覚えていた僕たち2人なのです。もし自分が、食べることができない状態で、喉が詰まり食欲もないのに、無理やり薬で飢餓状態にされて自分でもコントロールが効かない状態を想像したら、恐ろしいと思えたからなのです。
ただその薬が少し厄介で、薬の効能が3~4時間程くらいしか持続しないのです。そのため真夜中にのどが痛み出すと苦しそうにせき込むCocoですので、ここところ午前2~5時の間一度は起きて投薬をしないといけないのです。ただでさえ睡眠障害的な傾向のある僕にとってこれは睡眠パターンを思い切り狂わせるものでしたので、なかなか休息が取れない状態だったのです。
それにCocoのことを考えると、居ても立っても居られないというか、お腹の中に何かざわざわするものが発生して精神的な安定を保つことが物凄く難しくなっていました。これはどこかで経験をしたことがあると考えた時、母親が治らない病気で悪化の一途をたどっていた時に抱えていたものとすごく似ていることに気が付きました。
そんな状態なのでしょうから、元気ハツラツ!という感じには見えないのはしょうがないと思っています。そしてこの日最後には上司さんとのミーティングがありまして、彼女が僕の顔を見るとすぐに、ちょっと!あなた顔色悪いわよ!明日仕事休んでいいから家でゆっくりしなさい~と告げられました。ミーティングが終わって、本当に休んでいいのか聞いたらOKでしたの再び休むことにしました~!
Dさんが仕事に行ったあとのんびりと起きて、投薬。この投薬も中々の見込めず吐いててしまうことが多いのです。それでも何入れないよりはましかと思ってとりあえずあげることにしています。お昼はそれでもCocoと一緒にカフェの方へランチに出かけました。もうこの日は大好きだったドライブさえも楽しめることができないらしく、窓から顔を出して外を見ることなく、車のバックシートでぐったりと眠るだけでした。
最初はカフェの僕の席の隣に来てもらって座らせようとしたのですが、それでさえもあまり心地よい感じには見えなかったので車の中に戻したところしばらく僕の方を見ていましたが、やはりそのままぐったりと車の中で眠ってしまいました。食べ物は口にしない、散歩もできない、ドライブですら楽しむことができなくなり、僕たちはもうこのまま自然の流れに任せるしかないという境地です。
ほんの2日前ですが、Dさんと一緒に休みを取って3人でドライブに行ってよかったな~と心から思えました。あの時Cocoはでライブで本当に風を楽しんでいるようでした。きっとあれが最後のドライブなのかもしれません。体調の悪化のスピードが早く、次から次へとやってくるCocoと一緒にできる最後のイベントに僕たち2人はもうこの現実に抗うことさえできなくなっています。
時の流れとは人にとって素晴らしいものをもたらしてくれますが、同時に冷酷で残酷な要素も持っているものだと改めて感じるようになっています。
菜の花さんもリリコさんという犬を飼っていまして、去年リリコさんはがんのため他界しています。そのせいもあるだろうし、Cocoとは結構な長い付き合いでもあるのでCocoのことをすごく気にしてくれていたのです。ですから、もう一度くらい会ってもらいたいという思いが僕たちにもありましたので、こうして会ってもらうことができてとっても嬉しく思いました。
食事中Cocoは薬のせいもあってぐっすりと眠りこんでいました。食事もほとんどとらないので骨と皮だけになってしまい大変可愛そうな姿でありますが、一生懸命生きています。僕は菜の花さんに、以前実家で飼っていた柴犬がいたのですが、その犬が亡くなった時も悲しかったのだが、今回のCocoのこの状態は、その時の悲しみの天と地の差があるのだよ~と話したのです。
特に僕たちには子供がいないので、その2人の初めての犬であるからCocoに対する思いが自分の子供のように強く感じられてしまうのだろうとのことでした。そういわれてみるとそうかもしれません。犬はしょせん犬という思いがあった自分にここまでCocoに強い思いが生まれるのは、そういった背景があるのだろうなと素直にうなずくことができました。
あ!Cocoが起きましたね(笑)。
菜の花さんに僕たちはCocoが食べることができなくてやせ細っていき、苦しそうにしている姿を見るのがつらい。でも、無理やりの延命処置もしたくないとのことを話すと、それはとっても自然な思いなのだといってくれました。ただ、どこかでその終わりの線引きをしなくてはいけないときが来るのでそれへの覚悟はしないといけないとも教えてくれました。
僕がCocoの病気とCocoを失うことにこれほど強く影響されて、これほどつらい思いをするのならもう二度と犬なんて飼いたいと思えないんですよと伝えると、菜の花さんはCocoはあなたたちに命を救われたのよ。そしていい人生を送ることができた。Cocoが亡くなってしまったとしても、まだまだ救える命があるのだからぜひ挑戦してほしいと言っていました。
こんな話をDさんと菜の花さんと3人で涙ぐみながら話していましたが、こういう話をして理解できる人とこうして話をすることができたのは僕にもDさんにとっても貴重な時間になりました。美味しい料理とシリアスな会話、本当にいい時間を過ごすことができました。Dさんもやはりここに来てよかったね~と喜んでいました。
菜の花さん、お忙しい中相手をしてくださり本当にありがとうございました。
菜の花さんは帰り際、僕たちにお土産を持たせてくれました。
家に帰って箱を開けてみると、色鮮やかな美味しそうなケーキの詰め合わせでした。
いつもいつも気を使ってくださり本当にありがとうございます。
菜の花さんカフェはこれらのケーキもすべてお店のキッチンで作っているとのことです。
どれも本当においしくて、少しすさんだ心に甘い気持ちを注ぐことができました。
Cocoが繋いでくれた素敵な縁がここにもありましたね。Cocoありがとう~
おかげで2人とも鉛の重りを頭の上に抱えているような感じで、鈍痛を伴う頭痛があり物凄く行き詰った空気に包まれていました。そこでDさんが、明日2人とも仕事を休んでCocoと一緒にのんびりと時間を過ごそうじゃないか~!?と提案してきました。僕もそれには賛成でしたが、仕事のスケジュール上どうしようかと悩んでいて即答はできずにいたのです。 次の日の朝になり、前に日から続いていた鈍痛がさらにひどくなり体が重くなりうまく動かせない感覚に襲われましたので、今日は仕事は休んで家でのんびりしよう!と決断しまして職場に連絡、どうしても出席しなくてはいけないミーディングはWebinarで参加して対処しました。突然やってきた休日ですので気分転換を兼ねて有意義に使おう~と2人で決めたのです。
最初の提案はCocoが最初に米国にやってきたときに住んでいた家の近所にある公園へ行くことでした。毎日朝晩の散歩をした公園へ行ってCocoに昔の散歩ルートを楽しませてあげることでした。家ではぐったりと寝ているだけでしたので、散歩ができるかどうかは不明でした。しかしこれほど調子の悪いCocoですが、車に乗ることには全く抵抗がないのでそちらまでドライブ~! 昔毎日のように歩いた公園へやってきました。2月とはいえ初夏を思わせるようなとても暖かな日であったので、青い空に海から吹く風が心地よく元気を注ぎ込んでくれる感じでありました。車を止めてCocoを車から降ろしてあげて、散歩できるかどうか様子を見ていると公園の周りを自力で歩き、周りの匂いをクンクンと嗅いで歩いてくれました。
正直って足取りはおぼつかないものではありましたがそれでもこの公園をのんびりと時間をかけて3人で気持ちの良い散歩をすることができました。こちらの近所に住んでいた当時は何百回と歩いた散歩道で、Dさんと僕はたぶんもうここには来ることがないと思うと涙が出てしまいましたが、最後の記念撮影も撮ってみました。相変わらずCocoは写真目線が下手でありました。
この後はランチに出かけることにしました。Dさんは近所でこのまま済ませよう~と言ってきたのですが僕が、せっかくの気分転換だから近所ではなくいつもなかなかいけないところでゴージャスなランチを取りたい~!!と提案。じゃあどこへ行くの?と聞かれたので、僕たちのお気に入りのあのカフェでランチを取ろうじゃないか~と言うことになりました。 ここからしばらく車で内陸部に走らなくてはいけませんが、痛み止めのせいかCocoの気分もすこぶるいいようで終始車の窓から顔を出してずっと外を見ながらとっても気持ち良さそうにドライブを楽しんでくれました。Dさんも、Cocoがここまで楽しそうな顔を見せるのは久しぶりだよね!というくらいのいい顔をしていました。
もしかしたら薬で少しハイになって、空でも飛んでいるかのような錯覚になっていたかもね~と2人で笑っていました。もちろんのことながらCocoが飛び出ないようにハーネスを付け、散歩紐をしっかりと握っていましたのでご心配なく!
続く
以前友人に教えてもらったセカンドオピニオンの獣医さんが、痛み止めが必要ならいつでも処方するからと言ってくれていたので、メールで痛み止めの処方を依頼したらすぐに処方してくれるとのことでした。こういう機敏な対応は大変うれしいものです。家から少し遠いのですが、家でぐったりしているCocoを無理やり連れだして出かけてみることにしました。 せっかく天気もいいことですし、家で寝込んでいるよりはいいし、Cocoは車に乗ってのドライブが好きなので絶対これはいいことだ~!と思って連れ出したのです。案の定、車が走り出すと車から顔を出して気持ちよさそうに風を感じているようでした。あまり歩けなくなったけれどドライブならばいろいろな景色を見て、街の様々なニオイを感じることができるのでCocoにはきっと楽しいことだと信じています。
動物病院に到着すると薬はしっかりと準備できていまして、使用上の注意や処方の仕方を聞いて料金を払いお礼を言って後にしました。今思うとやはりセカンドオピニオンの診察をしてもらってよかったなと心から思えます。Cocoの病状に関しては両方とも同じ診断だったので、僕たちも自信を持つことができましたし、主治医とは違った対応をしてくれましたのですごく心強いものであります。
メインにDさんはサーモンサンドイッチ、僕はBLTを頼みました。どこにでもあるありきたりなサンドイッチではありますが、両方とも大変美味しく調理してあって大満足でありました。このお店なら、少し遠いですが何かの機会にまた来てもいいよね~と思えるくらいいい感じの空間と料理でありました!
車の方に戻ってCocoを見てみるとぐっすり?とぐったり?と眠っていましたので散歩に誘ってみると、しっぽを振って反応していたのでちょこっとだけ海の見える近所を散策してみることにしました。朝晩の散歩を拒否するようになったCocoでありますのでこうして散歩をしてくれる姿を見ると僕もDさんもとっても嬉しくなります。 ゆっくりではありますが、少しづつ力強く歩くことができてCocoも僕たちも満足することができました。
家の中でのんびりもいいですが、こうして外の空気を吸うこともとってもいいですね。
この日の夜はドライブと散歩がよかったのか、夕飯には鶏のささ身も食べてくれました。
人間ってちゃっかりしたもので、永遠に続きそうな時間には無頓着な癖に、それに限りがあると感じた途端同じものでも今まで以上に愛着を感じてしまうものなのですね。もっともっと前からこんな風景をありがたく感じることができたらよかったのにと後悔を感じでしまいます。
さて、Cocoの熱い視線が功を奏したのかどうかは定かではありませんが、芝を刈った後のDさんはCocoにスクランブルエッグを作る~!!となぜか意気込んで家の中に戻ってきまして、さっそく自分でCocoのためにスクランブルエッグを作り始めました。自分のスクランブルエッグでさえごくたまにしか作らないのに・・・Cocoが何かの念を送ったとしか考えられません(笑) 愛の力は偉大です! バターをたっぷりと溶かして、卵を入れ、仕上げにカッテージチーズも混ぜ、プレゼンテーションにご丁寧に鰹節まで振りかけていました!Cocoが食べなくてもがっかりしないでね~と言ったのですが、意外や意外CocoはしっかりDさんの手から彼特製のスクランブルエッグを食べ始めたのです。さすがに完食とまではいきませんでしたが、80%くらいは食べたのではないでしょうか?
ここのところ、Cocoに関してはつらい出来事ばかりが続いていましたので、これには僕もDさんもほっこりすることができました~。
ここ数日に近所の木蓮、梅、桃などの花が一斉に咲きだしましてとってもきれいな眺めになっています。せっかくですのでCocoに無理やりこちらに立ってもらい記念撮影を一枚撮らせてもらいました。これはきっと白梅ですね~青い空に白い花が映え、隣のアロエ系の鮮やかなオレンジの花とのコントラストが素敵に映りました!
散歩に帰ってきても食欲はあまりありませんで、そのまま裏庭に行って昼寝になってしまいました。いろいろなものをだましだましあげているのですが、これといって食いつきがいいものがあまりなく、昨日しっかり食べたものなのに今日になると全く興味を示さなくなってしまったりして、こちらの方の手札がほとんど尽きかけているので焦ってしまっています。 写真ですとあまりわかりませんかもしれませんが、肉眼で近くで見るともうあばら骨があらわになって、背骨もくっきり見えるほどやせ衰えてしまっているのです。このまま食べなくなれば本当に持たないだろうというのが2人にはよくわかります。そうかといって何も口にしてくれないので焦りばかりが心の中に渦巻いています。
さて、少し話題を変えまして~僕は日系の団体でちょこっとだけボランティアをしているのですが、そこで同じくボランティアをしている方から、別の日系団体でファンドレイジングのイベントがあるからチケットを買ってくれないかと打診されました。そのイベントはカニの食べ放題ということでしたので、Dさんの分のチケットも購入してみました~! コミュニティセンターを貸し切ってのファンドレイジングイベントは、日本語を話さないだろうな~と言う日本人の方たちであふれていまして(笑)、手作り感が満載でアットホームで和やかなエネルギーにあふれていてホッとできるいいものでした。カニもガーリックヌードルもとっても美味しくて大満足することができました。来年もこのイベントには参加したいですね!
多忙のためしばらくの間コメント欄は閉じさせていただきます。Cocoの方には残された時間が本当にわずかしかないことをDさんと共に強く感じています。皆さんの温かいコメントを読んで、毎日Dさんとウルウルしてしまっていますが、たくさんの力強さを感じさせてもらっています。本当にありがとうございます
・・・といっても、今回はそれほどHappyな気分ではないHappy Hourでありました。Cocoの調子があまりにもよくないので、Cocoがまだ外に出かけられるうちに、そこまで悲しい姿でないうちにCocoの世話をしてくれた人たちにCocoに会ってもらおうと思ったからなのです。ここによく登場するSabrinaさんとの出会いはCocoを通しての出会いであります。 僕たちが前の家に住んでいる時にCocoの散歩をしてくれる人を探していて、ベネズエラから来たばかりで英語もあまりしゃべることができない彼女は、Cocoを見てとっても優しい笑顔を見せてくれました。それから5年近く彼女にはCocoの世話をしてもらっています。彼女の英語は今は僕よりもずっと上手になっています!
Cocoの体調が悪くなったのは僕たちにしてみるとあっという間でしたので、Sabrinaさんを心配させたくないという気持ちもあり、彼女には詳しいことは伝えずにおいていたのです。しかしこの状況を見てみると、早めにあってもらった方がいいと思い今回のHappy Hourを企画しました。彼女にDさんがCocoの状況を説明しましたところ、Sabrinaさんはとっても悲しそうでした。
僕たちが休暇に出かけるとSabrinaさんはうちに泊まり込みでCocoの世話をしてくれていました。僕たちはそれほどうるさい人間ではないので、Sabrinaさんに友人を呼んでもいいし好きに楽しんでくださいといっていたので、彼女の友人が数人うちに来てお泊り会のようなものを開いてCocoの世話をしてくれていたのです。Cocoは人と出会うのが好きですから大喜びだったことでしょう~! ですから、今回のHappy Hourには今までCocoの世話をしてくれた人たちも呼んでCocoにあってもらいました。多分もうCocoの世話をしてもらうことは頼まないかもしれないだろうけれども今まで本当に優しくCocoのお世話をしてくれてありがとうございました~と乾杯。Cocoのおかげで年齢も国も全く違う人たちとこうして仲良くなれて素敵だったよね~と楽しい時間を過ごしました。
Happy Hourは楽しく、また皆さんとの再会を願って終了しました。Cocoは少し気分がよかったらしく皆さんとのHappy Hourの後、夕陽を見ながらの散歩も楽しめました。犬の人生を見ていると人間の人生の縮図を見せられているような感じになります。若くてヤンチャで元気いっぱいだった頃、成熟して安定して楽しい時期だった頃、そして衰えが見え始め病気になり、一気に悪化する体調。
自分より若かった子供が、いつの間にか自分の実年齢を通り越して、自分の親よりも年を取っていくのを目の当たりに見ているようです。僕たちには子供がいないし、人間の子供と同等に見るのは申し訳ないのですが、自分の子供が先に亡くなるのを見る現象が時々親にも起こりますが、それに似ているのかもな~と漠然と思ったりします。
また、Cocoを見ていると自分たちの人生のこんな感じで流れ、いつかこういう時期を迎えるのだろうね~と感じてしまい、終活についても考えてしまいます。Dさんと、もし同じようなことが僕たちに起こったら延命措置は取らずのんびりと流れに従ってみたいものだと話してしまっています。Cocoの人生は輝いていたことを祈ります。まだまだ時間はあります。最後の最後まで楽しいと思える時間を作りましょう~Coco!
あと何回日本に行って父親と温泉に入れるだろう。
何度満開の桜を望むことができるのだろう。
Cocoの終活を手伝っていろいろなことを思ってしまう中年男子2人でした。
(YouTubeのコメント欄にあった和訳を載せておきましょう)
I say it's fun to be 20
You say it's great to be 30
And they say it's lovely to be 40
But I feel it's nice to be 50
20歳になった時は全てが楽しかったわね。
あなたは「素晴らしいのは30歳よ」と言うし、
みんなは「自分を愛おしく思えるのは40歳よ」と言うけど、
…でも50歳も悪くはないわよ。
I say it's fine to be 60
You say it's alright to be 70
And they say it's still good to be 80
But I'll maybe live over 90
「元気な60歳になりたいわ」と言ったら、
あなたは「70歳になっても大丈夫よ」っていうし、
みんなは「80歳になったってまだまだ楽しいわよ」と言うけど、
…でも私は90歳を過ぎても生きてくつもりなのよ。
I say it's sad to get weak You say it's hard to get older
And they say that life has no meaning
But I still believe it's worth living
歳を重ねて弱っていくのは悲しいことだって言えるのかもね。
あなたも「老いていくのは辛いことよね」って言うし、
みんなも「人生には何の意味も無いのよ」って言うけど、
…それでも私は「生きることは価値があること」だって信じているの。
↓何人ここにいるのかな?
人です。。。
<(_ _*)>
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