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アメリカ西海岸の小さな町で 付き合い丸28年の2人
彼氏Dさん&台湾出身の元保護犬Coco(2020年没)と共にひっそりと 
慎ましく暮す男の地味でありふれた 日常生活日記


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サンフランシスコベイエリアにはたくさんのアジア系の人間が住んでいます。その中でも中華系の人口は多く、アメリカ生まれの中華系アメリカ人とともに大陸中華、香港から移民としてこちらに来た人がたくさんいます。そのため、その彼らの胃袋を満たすための英語もろくに通じないような、Deep感の激しい中華料理店もたくさんあります。こういうお店は比較的安いので貧乏人の僕は助かっています。







そんなある日、僕は時々行くこちらの中華料理店の方に遅いランチを食べにやってきました。遅い時間にもかかわらず満席でして、ウェイトレスのおねいさんが相席でもいいかと尋ねてきたので僕はOKと承諾。ウェイトレスさんは一つのテーブルに座っている老人に広東語で話しかけ、彼もOKということでしたのでこちらの席に座りました。彼はもうすでにランチの炊き込みご飯のようなものを食べていました。

この炊き込みご飯はどうも鶏の足が入っているらしく、たくさんの小骨があるせいか彼は口をもごもごすると( ゚д゚) 、ペッと鶏の骨を吐き出すのです。その吐出し先はなんと~テーブルの上に直接なのです。せめて自分のお皿の隅などにしてほしい…見えないように控えめに吐き出してよ~と食欲が減退しました。彼はウェイトレスを呼んでお持ち帰り用の料理を数品追加注文もしていました。
 
そんなこんなで、僕のワンタンメンがやってきて僕が食べ始めると、この老人は食べ終わったらしく席を立ち店を出ました。するとウェイトレスが店の外に出た彼を大きな声で呼び止めるのです。広東語での会話の後、ウェイトレスが僕の席の方にやってきて、このおじさんが”同じテーブルに座っている連れ(僕??‼)が会計をする。”と言っているのだが本当だろうか?と聞いてきたのです。

僕は一瞬、はい(゚ペ)?といったい何を言っているのか理解に苦しみましたが、ええ~?彼は僕がお会計をすると嘘をついて無銭飲食をしようとしたということなのだ~!と理解しました。僕は、彼のこと全く知らないのでそんな約束はしていないというと、やっぱり~とウェイトレスが走っておじさんを捕まえて、えらい剣幕で捲し立てると彼は観念したように財布からお金を出してお会計を済ませたようです。

彼の追加注文は、その無銭飲食の計画にのっとって僕に払わせるために注文した模様でした・・・(汗) ちなみにこの写真↑は彼の( ゚д゚) 、ペッという決定的写真を撮ろうとしていたのですが、この後にこんなことに巻き込まれるとは写真を撮っている時には思ってもみませんでした・・・






いや~長いこと米国に住んでいますけれどこんな経験初めてでありました。よく漫画や小説などでこういう話は聞いたことがあるのですが、実際に実行している人がいるとは思いもよりませんでした。そしてその詐欺に利用されることになりそうになったとは情けない話です。彼は絶対初犯ではなく今までに何度もやっていたことでしょうね。追加注文までするとはなかなかの策士ででありました(笑)。
このおじいさんが席を立つときに何となく僕を見つめている気がしたのは、気のせいではなかったのかもしれませんね。まあ、たとえ相手が逃げてしまったとしても僕に支払いの義務はないのでしょう。皆さんも、レストランでの相席には十分お気を付けくださいませ!僕もも少しお金があれば払ってあげてもよかったのですが、まだちょっと無理ですね~(汗)。

さて、この日の夕飯はタラのムニエルのタルタルソースがけ。付け合わせはキノアとバターレタスのシンプルサラダのワンプレート夕飯でした。昼間の民度が低すぎた案件話をDさんに話したら、驚きと共に大笑いしてくれました。本当に世の中にはいろいろな人がいるものだ~と改めて感心させられた出来事でありました。

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我が家の隣には70代後半の女性が一人で住んでいます。昔は彼女のおばさんと一緒にその介護をしながら暮らしていたそうですが、おばさんは亡くなってしまったので一人なのだそうです。なかなか個性のある方ですが、基本的にはいい人なので今まで問題なくいい隣人として共存していました。付き合いのほどはあいさつはしっかりお互いするもののそれ以上のことはなく、どちらかといえばかなりあっさりとした付かず離れずの関係を持っていました。

その彼女はインディアナ州出身で、フランス語学科の博士号を持っているなかなか知的な方であります。そんな彼女が庭仕事をしていて、Dさんが芝刈りをしている時に今度フランスに行くのですよ~という話をしたら彼女は帰ってきたらお土産話聞かせてほしいわ~という話になり、それじゃあ帰ってきたらAfternoon Teaにお招きしますからぜひいらしてくださいと誘われていました。
 
そして僕たちがフランスから帰ってきて数週間後にアフタヌーンティーに彼女の家の方に招かれました。米国でのお宅訪問での最初のお約束は家の中のツアーです。彼女の家は我が家の隣とはいえ広さ的には我が家よりずっと広く古い作りになっています。普通お隣さんですと似通った家になることが多いのですが、彼女の家は我が家とは全く違った様子になっていて、お宅ツアーは興味深いものがありました。

ベットルームが4つあり、バスルームも3つありそのうちの一つが大きなジェットバス&個別のシャワーブースのついたゴージャスなものでした。米国人は普通それほど深いタブに入ってのんびりと湯船につかるという習慣がありませんが、彼女は週1でこのゴージャスなお風呂を楽しんでいるそうです。彼女の素晴らしいお宅にはため息が出てしまうものでありました~

さて、アフタヌーンティですが、お茶は出ずシャンパンとワインが代わりに出ました~!







お隣さんとのおつきあいに乾杯~!チーズ、ナッツ、野菜スティックなどの軽食とともに主にフランスでの訪問を話しながら盛り上がりました。彼女はフランス語学科の博士だけあってフランスのことに関して大変博学で、もちろんのことながらフランス語を流暢に扱うことができるので、年に1度はフランスの方に遊びに行くとのことでした。彼女もParisよりもほかの地方都市がとっても好きとのことでした。

フランスに行くのならParisよりもほかの町に行かないと本当のフランスの良さがわからないわ~もったいないわ~といっていましたが本当にそうですね。僕たちも激しく同意していました。彼女は僕たちが行ったAurillacの町を全く知らなかったので僕たちがAurillacについて話してあげると、とっても嬉しそうに興味ありげに聞き入ってくれたので、やはりフランスがとっても好きなのだな~と感じることができました。
このアフタヌーンティーですが、長年彼女はこちらの住んでいるのでたくさんのご近所さんゴシップ情報も手に入れることができました~(笑)。といっても、そんなドラマチックなものでもなくごく普通のありふれた郊外の町の噂話程度でしたのでほんわかと笑って聞ける健全な話でいいものでした。こういうゴシップは悪意のあるどぎついものよりも笑って流せるものが一番いいですね!

さて、数時間ののちアフタヌーンティーは終了。また一緒にお話をしましょう~とお隣さんと約束をして、彼女の家を後にしまして家に戻ってきました。アフタヌーンティーはお隣さんでしたのでCocoは家で留守番してもらいましたが、うるさい人間が家にいなかったのでのんびりと午睡を楽しむことができたようです♪


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ゲイの男性ってイケメン、ブサメンに限らず(といってもイケメンの方が人気ありますが・・・)基本的に年上に女性に気に入られる、妙に優しくされてちやほやされるという傾向があるといろいろなところから聞きます。これは実際実体験でもありますので、あながち嘘ではないのだろうな~と思っています。Dさんも僕も、近所の人にしても職場でも、特に年上の女性に気に入られます。
ちなみにMega級に大きなケーキは、以前Dさんの誕生日にと彼の職場の年上女性がDさんのために焼いてきてくれたものです。2人+1犬の家庭でこんなでかいケーキは1週間毎日食しても消費しきれないだろうというものでありましたので、2切れだけいただいて後は僕の職場の方へもっていってお裾分けをしたところ、アメリカ~ンな甘さの好きな同僚たちにあっという間に消費されました(笑)。









不思議なことに年下の女性にはそれほどモテるな~という感覚はあまりないので、年上の女性からは雄々しい感じがないので守ってあげたいと母性本能をくすぐられ、強い男性に惹かれる傾向のある年下の女性にはあまり強い男性を感じることがないので、どちらかというと女友達感覚に陥ってしまうのかもしれないな~と勝手な自己分析をしています。いかがなものでしょうか?(笑)
ちなみに僕の直属の上司は年下の女性なのですが、女傑といってもいいくらい典型的な自信にあふれるアジア系アメリカンで、グイグイ来る強烈なキャラを持っているので、それと同等な雄々しい男よりも、僕のようなソフトで守ってあげたい系の男性とはうまく付き合えるのではないのかと考えております(笑)。さて、そんな全然雄々しくない、どちらかというと個性没&ブサメン系な僕でありますが、やはり年上の女性には結構気に入られることが多いです。

前にもここのブログに書いたと思うのですが、僕は月一度ですが、日系の団体でボランティアの仕事をしています。この団体はシニア系の人が多いので、正直言ってもう若くもない僕ですが、(70~80代中心の)彼らにとって月一度だけでも行って重いものを運んだり整理する仕事を率先して行うととても喜んでもらえるので、その彼らのためになるなら&笑顔が楽しみでもう2年近く続いています。










それほど長い拘束でもありませんし、大した仕事でもないのですが本当に喜んでくれるのです。もっとも作業中の喋りの付き合いの方も彼女たちには重要なのかもしれないので、そちらもしっかりとお付き合いさせてもらっています(笑)。そんなボランティアの仕事ですが、僕の仕事が終わって僕は帰りますが、彼らは一日そこで時間を過ごしお昼ご飯にお弁当などを広げて楽しむそうです。

僕はそこまでお付き合いしないのでそのまま帰ってしまうのですが、僕の作業が終わると僕が帰る前に皆さん僕に自家製の和食弁当のお裾分けをしてくれるのです。それもちゃんと持ち帰れるように僕のために小分けにして季節に食べ物を中心にいろいろと用意してくれるのです。僕にとってこれは大きなボーナスであります!!今回のボランティアでいただいた食事がこんな感じです。
季節の栗のおこわ、カボチャの大根、酢蓮根、卵焼き、そら豆のように大きな(栃木産といっていた)黒豆の甘煮でありました。最近よく聞くのがレストラン以外で他人の作ったご飯は食べることができないという人が多いのですが、僕は全然繊細ではないのでそういうのは全く問題なしで喜んでいただいていき、しっかりと楽しませていただきます。これを作って渡してくれる方の中には以前はプロの料理人として働いていた方もいるので、とっても美味しいのです~。

面白いのが、たぶん彼女たちは僕に他の女性の香りが全く感じられないのを察してか、独身のやもめ暮らしの男子と推測している節があります。僕も自分のことをすべて話していないのでといいますか、話さなくてもいいか~と思っているので、いい方向に間違って解釈されるのなら別に害はないからと放置して、そのまま恩恵に被らせてもらっているのです。結構腹黒でありです!(笑)

このご褒美ですが、さすがにCocoにはあげません!でもDさんにはちょこっとだけげあげるのですが、こういう家庭的な和食は僕のように日本生まれ日本育ちの日本人にとってとっても価値の高い嬉しいお裾分けでありますね~。やっぱりモテるのって得します~emoji最近気が付いたのですが他にもボランティアの男性はいるのですが、皆さん僕を車の陰に招き入れてひっそりと渡してくれるので、僕だけがこの恩恵を受けているのだろうと自称モテモテ男子!リア充&自慢たらたらで書いてみました(笑)。

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僕たちのCocoのお世話係のSabrinaさんは、よくこの日記にも登場しているのであぁ~あの子か~とご存じの方も多いかと思います。前回僕たちがフランスに行った時も、僕たちの家に住み込みでCocoの世話をしてくれたのです。彼女はベネズエラ出身で、こちらに留学していますが、実情はお国の情勢があまりよくないので両親が彼女をこちらに避難させているという感じでもあります。
彼女15歳のになったばかりの弟君がベネズエラからきていました。ベネズエラでは、10月の中頃から学校が始まるそうなので、こちらに来て英語の勉強をしていたそうです。もちろん彼もサブリナさんと一緒に我が家に泊まってCocoの世話をしてくれていました。その彼がこの日曜日の深夜にベネズエラの方に帰るということでしたので、最後にまたCocoに会ってもらおう~とランチを食べることになったのです。









米国最後の食事に近いので彼の好きなものをご馳走しようじゃないか~と彼の食べたいものを聞いたら、Super Duperのハンバーガーかお寿司が食べたいとのことでした。そして彼はSuper Duperの方を選んだのです。Dさんは、15歳のベネズエランの男の子が食べたい寿司なんてきっとカリフォルニアロールとかダイナマイトロールなどの本当の寿司じゃないだろう~と予想していたのです。
    
食事が終わって最後のCoco散歩をしている時にDさんが寿司が好きだとSabrinaさんが言っていたけれど、それってホント?と聞くと彼は、はい!本当です!寿司大好きです~!と嬉しそうに答えていました。そこでDさんはどんな寿司が好きななのかと聞くとまさかのカリフォルニアロールとダイナマイトロールと答えるではありませんか~(笑)。恐るべしカリフォルニアロールとダイナマイトロール・・・

ちなみにダイナマイトロールっていったい何なのでしょうか?
文字通りダイナマイトが巻いてあったりして~(笑)
僕は食べたことがありません!!








散歩の後はSuper Duperの方に戻って、美味しいオーガニックソフトクリームを買ってみんなで食べました。彼のフライトはこの日の午前1時とのことでしたので、まだまだ時間があります。これからはどうするの?と聞くと家電量販店でイヤフォンを買いたいとのことでしたのでDさんがUberを彼らのために呼んであげ、元気でベネズエラで暮らしてね~といって彼らとお別れしました。
彼らが行ってしまった後に、DさんがSabrinaさんは米国に残るからいいけれど彼女の場合、国の情勢を考えるとそう頻繁に家に帰ることができないのはかわいそうであると話し始めました。彼女は22歳の女の子で両親と離れ離れになり自国へそう簡単に帰ることもできない状況は、つまりお父さんとお母さんに会えないということであります。それは若い彼女にとってつらいことであるのは僕も理解できます。

おまけに自国はハイパーインフレでお父さんに収入があったとしても、自国の通貨の下落と物価の上昇は安定しているとは言えない状況。





両親の生活もこんな国の情勢ですから先が全く見えないわけである。そんなことを考えると自分が若い様々なことで苦労したことがよみがえってくるし、今までいろいろな人のやさしさに支えられてきたことを考えると彼らがたとえ自分に直接お礼をしなくてもいいから、今度は自分が彼らのためにできるだけ親切にしてあげたい。もちろん自分にできることは限られているけれどさ酒屋でも支えになってあげたいとのことでした。
こうして一緒に食事をしたり彼らが買い物に行きたいというのならその車代を出してあげるくらいのことはしたいのだと熱心に言っていました。そういうものなんだ~と彼のパッションにいまいちそこまで深く理解できない僕がそういうと、世界に信用されるパスポートを持って、両親に完全に守られ、働くことを必要とせず留学費も学費も心配することなく人生を送ってきた人にはこういう気持ちはわからないかもね~ときつい一言をいただきました(汗)。

まあ、確かにそうかもしれませんが不思議な縁でこうして知り合いになれたし、ご両親とも対面して一緒に食事をする仲になったのですから、人間関係に希薄な僕でも大切にしたいな~と思っていますよ。ただ、時々怒涛の如く繰り広げられる彼女の一方的な恋愛ドラマにはついていけない部分もあるのは正直なところです(笑)。

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23年前もこの日のように土曜日でありました。Dさんは臨床心理学部の大学院生でした。その当時うら若き20代の僕は同じ大学ではあったものの別の学部の大学院生でありました。2人は共通の知り合いを介して、23年前の土曜日のお昼に初めてのデートをすることになっていました~。当時Dさんは学校と仕事の両立で忙しかったので恋人ではなく、どちらかというとヤリ友の方を探していたそうです(笑)。

僕は別にアメリカという国がそれほど好きでもなく、日本大好き人間だったのである程度英語が喋れるようになって、米国での大学院の学位さえ手に入れたらさっさと日本に帰るぞ~という感じでしたので、恋人がほしいというよりは米国で疑似恋愛体験をしてみたいというくらいの、いい加減なものでした(笑)。そんな2人がかなり適当な気分で出会ったのが、インディアンサマーのような暖かい土曜の午後でした。
2211 San Ramon Valley Blvd # B,
San Ramon, CA 94583
  
それなのに、いつの間にか一緒に過ごすようになり、同性婚がなかった当時ですが幸運なことに僕は職場で永住権を申請してもらうことができ取得。2人の関係はジェットコースターのようなアップダウンが多々あったものの気が付けば結婚もして、一緒に家を買って、白い犬が家族の一員になって23年という月日が流れていたのです。最近はこの人生以外考えられないくらい安定しきってしまっているような気がします。









本当に人生わからないものですね~。そんな2人の出会いの記念日ですので何かしよう~と話していたのですが、ここのところ2人とも結構忙しかったのであまり遠出もしたくないということで、思いついたのがこちらのブログで知り合いになって長いことお付き合いさせていただいているヒマワリのように明るくいつも笑顔がとっても素敵な菜の花さんの働くカフェの方でお祝いをすることと思いつきました~!
まず最初にビールとワインで2人の23年のお付き合いに乾杯です。このお店には僕が前回のHappy Hourで撃沈されたImperial IPAなるものがあると菜の花さんに教えていただいたのでそれをオーダーしたのですが、驚くことにこのビールのアルコール度は9%なのだそうです。日本で流行っているストロングゼロ並みのアルコール度を誇るものでした!苦みが効いて中々美味しいビールでしたが、強い!!

前菜にサラダを2人で楽しみまして、メインに僕はCorned Beef "Hash"(上段)。Dさんはサーモンとそば粉のパンケーキのGravlax and Blinis(下段)。フランス帰りの2人ですが、2人ともここの料理はフランスの美味しかったお店に負けない味だよね~と喜んで食事を楽しませていただきました。おまけにここでは菜の花さんがVIP級のサービスを提供してくれるので、Parisのどのお店よりも満足度が高かったです!






デザートにはエクレアを2人で分けて食べることにしました。Coco付きの写真を撮ろうと頑張っていたら、Cocoが食べてしまいそうになり危ういところでした(汗)。Cocoは鼻をこすりつけた部分の方は自称Cocoの父親であるDさんが食べてくれました(笑)。こちらのお店はスイーツも自家製なので、もう~食べ過ぎをわかっていてもデザートまで食べてしまうのです。
食後のデザートとコーヒーを楽しんだ後は、Imperial IPA1杯でほぼ撃沈されて千鳥足になってフラフラ状態の僕の酔い覚ましのためのCoco散歩をしたのですが、本当にこのImperial IPAは強いですね・・・家に帰っても何もできないくらいぐったりと昼寝で爆睡してしまいました。Dさんの方はワイン2杯だけでセーブしてくれたので全く酔うことなういい気分で家に帰ることができたそうです。








帰り際、菜の花さんは僕たちにデザートのお土産も持たせてくれました。本当にいつもいつも申し訳ありません!ありがとうございます。心より感謝しています~!!美味しいご飯に、明るく優しい笑顔での心のこもったサービスのおかげでいい記念日が過ごせました。 いつもは、恥ずかしくて言わないのですが、最近は言わなくてもわかってくれるという形よりもしっかり言葉にして伝えるというスタイルに変わってきました。

ですから、Dさんに”23年一緒にいてくれてありがとう。おかげでこんなに楽しい人生を送ることができています。これからもよろしくね~”と告げると、彼も恥ずかしそうでしたが同じような言葉で僕のことを感謝してくれました。いろいろけんかもあったけれど、どこかでちゃんと信頼している関係を保てることできてうれしい限りです。年を重ねるごとにしみじみとこの人の存在の大切さを感じます。
人間って付き合いが長くなると、相手の悪いところが見えがちになります。その上、自分はこれだけしているのに感謝の言葉さえないと思ってしまうことが多々あります。しかし、相手にこれだけしたというよりも自分が自己満足でやったのだと思うようにして、積極的に相手の良いところを見つけ感謝の言葉を述べるように心がけると、これはこれで意外と気持ちの良いものです。

家庭だけではなく職場でもこのスタンスで積極的に部下の人たちと接するようにしているのですが(もちろんNG的なことはちゃんと正しますよ~)、ストレスのレベルが以前のように高くないことが多いような気がします。そして相手の方も自分が大切にされていると感じるせいか、一生懸命仕事をするし、こちらの方をも大切に扱ってくれるようになっていいことのが循環していくようです。

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以前にも記事をアップしたことがあるのですが、我が家ではCoco飯は自宅で作っております。それはCocoの肝機能低下がという問題があり、獣医さんの指導のもと肝機能低下犬用の薬用食を与えたのですが、これが偉くまずいらしく(笑)口に入れては吐き出すくらいでして、食欲が減退し見ていてもかわいそうになるくらいでありました。Cocoは保護犬なので実際の年齢はわかりませんが多分今13-14歳くらいと推測されます。

老犬といっても十分差し支えない年齢の犬にまずいものを食べさせるのも忍びないと思って悩んていたところ、ペットショップでハンドメイドの無添加犬ご飯のサンプルをもらう機会があり、試しにあげてみたら大喜びで楽しく食事をしていたのです。材料を見てみると、ごはん、魚、ズッキーニ、カボチャ、ブロッコリー、サツマイモといった普通の食材でしてこれなら僕も作れるぞ~と思い試しに作ってみたのです。
 
すると~これまた大喜びで完食してくれまして数週間後、毛並みもとっても良くなり元気度もかなり向上しました。手作りご飯を買うこともできるのですが、1食$7~9と我が家の家計としてはかなりの負担になる額でしたので、自分で作ってみたということであります。作るのは週に一度、1~1.5週間分を作って1食分をラップして冷凍保存して、食べるときに電子レンジで温めるという感じです。

正直言いまして作るのは楽ではないのですがCocoが長生きできるのなら~家族が必要なので~と僕としてはOKなのですが、このCoco飯の問題は保存に冷凍庫の半分くらいを占めてしまい人間の食材の保管を制限してしまうことでした。そんな訳でしたのでついにCoco専用の冷蔵庫を購入してみました~!三段式になっていますので、上二段は完成Coco飯の保管、下段は冷凍食材を入れることができます~♪






これにより人間用の冷凍庫はかなりスッキリしまして食材の保管に余裕ができほっとしています。そんなCoco飯なのですが、現在基本的には、魚、カボチャ、サツマイモ、ズッキーニ、カリフラワーにご飯を混ぜて作っているのですが、手ごろな季節の食材があればそれも食材として利用するようにしています。季節の食材は体にいいと人間界でいわれていますので、犬飯にもいいのではないかと思ったからです。
そんな折、先日バタースクアッシュという、たぶん瓜系であろう季節の食材が店頭に並んでおりましたのでCoco飯用に購入してみたのです。半分に切ってみると驚きました~中に入っている種がもうすでに発芽していてモヤシのように元気に育っているのです(笑)。こういうことってあるのですね~Dさんに見せたら彼も驚いていました。この種の部分はリス用に裏庭の樹において、中身はCoco飯用に使いました。

食にうるさい(好き嫌いのはっきりした)Cocoですので、どうかな~?と思っていたのですが、このバタースクアッシュはOKだったようで、猛烈な勢いで完食してくれました。犬とはいえ自分が作った食事を美味しそうに完食してくれるのを見ると嬉しくなりますね~。あぁ~作ってよかった~と子供に食事を与える親になった気分を味わうことができます(笑)。これからも一生懸命作りますので、しっかり食べて元気で長生きしてくださいよ~♪

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先日僕の上司がいきなり、ねぇ~あなたの日本語ってどんなレベル?と聞いていたのです。はい?なんという質問だ~?!と思いつつも、思いっきりネイティブですよ。英語の100倍以上うまく操ることができますと言ったら大笑いされてしまいました。何でも彼女の知り合いの方が2020年に行われる国勢調査にかかわっているらしく、その情報を日本語に訳す人を探しているとのことでした。

国勢調査では米国内で使われているだろうと思われる言語のほとんどに対応して情報発信をするそうです。そのため日本語もその選択肢の一つになっています。高報酬は払えないけれど3ページほどの会話的な文章を冗談なども含めてすべてを日本語に訳し、英語と並べてWORDドキュメントでまとめてほしいとのことでした。まぁ~それくらいならいいか~と快諾して早速訳しました。
そこまで技術的な会話でもなく普通の日常会話レベルの英語でしたので30分もかからないくらいで、週末自宅で完成することができました。数回読み直して、友人に日本語を確認してもらい依頼主に送りました。すると~数日後その仕事の報酬として$100の小切手が送られてきたのです。あんな仕事に$100とは申し訳ないな~とは思いつつも有り難く受け取ることにしました。

小切手を現金に換えて、臨時収入だから入ってきたものはパ~っと使って、社会に還元しましょう~とかなりこじ付け的な言いわけでDさんとHappy Hourに出かけました。我が家では金は天下の回り物、適度に楽しく使いのが一番!という方針です!(笑)







せっかくの気兼ねなく使える$100だから~と今まで行ったことのないお店に行くことにしまして、いろいろネットでサーチしたところHappy Hourに生ガキが$1でやっていると書いてあったお店の方にやってきたのです。テラスの席があって、全く混んでいなくてのんびりとした雰囲気がなかなかよさげです~。店員さんの態度もすこぶる良いのでこれは期待できそうです!  
1508 Walnut St B
Berkeley, CA 94709
ところが~席についてメニューを見ても、生ガキの記載がどこにも見当たらないのです。イケメンウェイター君に生ガキのことを聞いたら、生ガキをやっていたのは昔のことで今はもうやっていないとのことでした~(涙) あれま~それは残念ですな~でも、他にも美味しそうな料理があるからいいか~とこちらの方でHappy Hourを楽しむことにしました。まずはワインとビールで週末の午後に乾杯です。

Happy Hourのおつまみは、結構充実したのでいろいろと頼んでみました。シーザーサラダ、炙りマグロのような一品、それにエビのTacosでありました。超激うま~!!とはいかないもののどの料理もそこそこ楽しめる美味しいものでしたので2人と満足することができました。写真が赤いのは日差しが強いので赤いパラソルの下に陣取ったら、すべてが薔薇色に染まりました~。







最初の一杯は軽いエール系のビールだったのでいまいち酔いが足りませんでした。もう少しガツンと来るものを飲みたいな~とImperial IPAというものを頼んで飲んでみたところ、これがすごく強かったのです~。気が付けば、もう意識もうろうとするくらい頭の方がぶっ飛び状態になってしまいました~。僕が飲んだもののアルコール度数がどれくらいだったのかは不明ですが、これは絶対に高アルコールでしょう!
アルコールで頭の芯がしびれてくると、食欲の方も歯止めか聞かなくなります。Dさんとともにこれでもか~!!といろいろ頼んでしまい、いつの間にか満腹状態になってしまいました(汗)。Happy Hourは軽く飲んで軽くつまむのが基本なのに、2人とも食べ過ぎになり、僕に至っては泥酔状態で、まともに歩けないくらいでした。たったビール2杯だけでこれだけ酔えるのですから安上がりな人間です。

家に帰って意識もうろうとした状態になり、気が付いたら寝落ちしていましてとっても幸せな時間を過ごすことができました。物の数時間で$100が一気に飛んでいきましたが、2人ともいい気分になれたので、臨時収入ばんざい~ですね。それにしてもImperial IPAとは恐ろしい飲み物だ・・・・次回はこれ1杯だけにしておきましょう!

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今年の3月主に仕事関係の激しいストレスによりパニック症状のようなものがありました。以前からストレスにさらされることはあったものの、ここまで深刻なものがなかったので焦りました。少しでも軽減されるのなら&これ以上悪化しないのならと医者の判断を仰ぎ抗うつ剤を飲み、症状の緩和を図りました。それが功を奏して、もうパニックにも不安にも駆られることが全くなくなりました~!

そしてフランスへの休暇前からもうだいぶ安定したので、現在服用している抗うつ剤をやめようと思ったていたのです。僕が服用したものは抗うつ剤でもすごくそれほど強力なものではありませんが、やはりこの薬のおかげでパニックというか不安要素がだいぶ緩やかになっているな~という感じはありました。何か外的要因のおかげで激しく落ち込むことがなくなったという感覚です。
パニックのような激しい不安に襲われることがあって数か月後、僕が管理する部署の諸問題はほぼ解決しましたし、部下の方もすごく安定していいチームワークができていたので、これ以上薬に頼らなくてもいいのではないかと思ったのです。それに、緩やかとは言え抗うつ剤ですから長期に使用するのに少し抵抗があったというのもあります。こういう薬に頼らないで暮らしていけるならその方がいいですしね。

それをはDさんに話したところ、せめて休暇が終わるまで服用した方がいいよ~休暇中に撃沈したら休暇が休暇でなくなってしまうかもしれないから~というので賛成したのです。それはそうですね~休暇中に薬中止の副作用による激しい落ち込みがあったら休暇どころではなくなってしまいます!そんな訳で休暇が終わった後この抗うつ剤をとるのをやめることにしました。







こういう薬をやめる場合、通常は様子を見ながら段階を踏んで徐々に使用量を減らしていくべきなのだそうですが、そういうプロセスが面倒くさい僕はいきなりゼロにカットオフしてしまいました~。それでどうなったかといいますと~一言でいいってすごく変!どこまでが薬中止の副作用なのかわかりませんが、正常に動いている脳と心が時折Disconnectされるような感覚が襲うのです。

軽いめまいのような、疲労感に似た浮遊感のようなものでしてそこまで不快ではないので全く個人的には平気なのですが、この感覚は今まで経験したことのない不思議なものでありました。一瞬だけ時折自分の体がほかの何者かに乗っ取られてしまうような錯覚になるのです。薬を中止しただけでここまでの感じがあるというのですから、緩やかな抗うつ剤といっても確実に僕の脳内化学物質を人工的にコントロールしていたのだな~と実感させられます。
さて、そんな脳内環境でありました僕が休暇から戻り仕事に復帰して最初に受け取ったメールは、貴方の提出した案が選考によりBest Pointを得たため採用することになりました~というものでした。8月の終わりくらいに政府関係のプロジェクトでコンペのようなものがありました。このコンペは金額が比較的大きいうえに、採用案は1つだけと競争率の高いものでした。

ですからあまり期待せず、でも一応ベストを尽くして提出していたものでした。それがまさかの採用になり、政府のプロジェクトディレクターが僕の休暇中にメールを送り、さらに直々直電していい計画案でしたよ~メッセージも残してくれていたのです。ほう~やればできる子じゃないか~と自分を褒めてあげました(笑)。期待していなかったものがいい方向に転がるのって嬉しいですし高揚感が湧きますね~。









   

そしてこのメールを受け取った次の日、僕の直属の上司からメールがあって相談したいことがるのだけれど今日時間を取れないかとの連絡がありました。な~んか嫌な予感が全身を駆け巡りましたが、承諾して3時に会うことにしました。僕の直属の上司は現在600人ほどいるうちの職場のNo.2という感じの立場で、有名大学で博士号を持ちかなり押しの強い女性であります。

その押しの強さとシャープな頭脳に彼女を苦手とする人もたくさんいます(汗)。僕はあまりそういうことは気にならないので、で彼女とは対立することなく学べるものをどんどん吸収させてもらっています。また、職場内で彼女は次期CEOになるのではないかという噂があるのです。僕としてもこの噂は妥当だよな~とも思えます。さて3時になり彼女の個室に出向きミーティングを開始ししました。
すると彼女は、来年いよいよ現CEOが引退をするらしく、その重責が回ってくることになりそうだとのことでした。自分を気に入ってくれている直属の上司がCEOになるとは、僕にとっては今後この職場で過ごすとした場合すごいいい展開ですよね~。そんな彼女は現CEOからの職務受け継ぎ作業により物凄く忙しく、本来の彼女が受け持っていた業務に目が届かなくなってきてしまい、心配しているとのことでした。

新しく人を雇ってそれを託すこともできるのだが、それをするには時間がかかりその上その採用した人間がどこまで信用できるかなどの様々なリスクを考えると、新たにそのポジションのために新規採用することはためらってしまうそうなのです。そんなことで、彼女が思い立ったのは自分が今最も信用でき、その能力がある人材にその業務を試験的にトライさせるとのことでした。







まあ、確かにその方が手っ取り早いでしょうし、信頼というのは一両日に作り上げられるものでもないので、既に信頼できると確信できる人をその場所に置くのは妥当だろうと僕も思いました。そして彼女はその彼女が今受け持っている業務を驚くことに内外に信頼の厚く、今までの実績を考慮した結果あなたの方に移行したいとのことでした!彼女は現在の僕の役名を一時的に昇格させたい。

そして昇給とともに新たに3つの部署の管理を任せたいとのことなのでした。僕の正直な反応は・・・僕ですか?マジですか⁉Σ(゚Д゚;)アラマッ!この目標もなく流れ流されいい加減な人間に?僕は~英語下手ですし、うまく喋れませんよ、書けませんよ、非社交的ですよ、その3つの部署まったく未経験ですよ、僕は上昇志向もないですよ・・・という我ながら惨めで正直で散々なものでした(笑)。
彼女はあなた以外にふさわしいと思うがいないのでぜひ承諾してほしいというではあ~りませんか~w|;゚ロ゚|w ヌォオオオオ!!僕の脳内は素早くこの状況を判断します。次期CEOに頼られるというのは諸刃の剣。うまくやり遂げれば、今後大きな安泰が待っているが、失敗したらかなりまずい。しかし辞退した場合、今後この職場で重要な職務を与えられることはまずなくなるだろう~ともいえる。つまり・・・今の職務に定年まで居座り続ける覚悟でNoという以外、Yesと伝え受けるしか選択の余地がないという感じでした。

それに、期待され自分を評価してもらえるということは素直にうれしいことです。また、新しい分野を経験できるというのはいいことですし、上の役職に就きたいと思って就けるものではないし、彼女もとりあえず試してみてと言っているので試してダメだったら戻るという道もまだあるということでしょう。








そんなわけで、心の中はいろいろと考え、葛藤があったのですが、それを見せずにYes, 喜んでお受けいたします。僕に依頼してくださって本当にありがとうございます~と微笑んで即答しました。おぬしなかなかの狸じゃのう~と自分で自分を笑っていました(笑)。そうしたら、彼女それじゃあ~昇給と新部署のマネージメントの開始は来週の月曜日からよろしくね~と宣いました・・・
ええ!? この話って数か月先のことじゃないのですか? 人事部や理事会などを通さなくていいのですか?と尋ねたら、彼女は現CEOにも人事部にも理事会にもすでに打診済みで皆さん僕のこの役職に了承済みなんだそうです。さすが、次期CEOやることが抜け目ないし、スピーディーだ・・・と同時にこの人についていけるだろうか…?と少々不安になりました。

家に帰ってDさんに話したら、なんだそりゃ~!!でもいい話じゃないか~と喜んでくれました。こういう話ってなんかとってもアメリカンですよね~。こういういきさつがあり、休暇明け、脱・抗うつ剤の僕は月曜日からから新たな責務を背負うことになりました・・・抗うつ剤の再開にならないよう気を付けながら進んでいきたいと思います。ブログがストップしたら、相当やばいことになっているのだろうな~とご推測いただけるとこれ幸いです(涙)。

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この日記は続きものです~
1.休暇突入~!
2.ユナイテッド航空問題なしでした
3.16年ぶりの再会@Aurillac
4.Aurillacでの夕飯
5.地元の人たちとラグビー観戦
6.お城観光
7.ワイン男子
8.French Lunch@Stephane House
9.Aurillacでの最後の夜の朝
10.カンヌに到着
11.コードダジュールにて
12.地中海沿岸でまったり
13.海鮮ディナー
14.モンテカルロ@モナコ公国
15.イタリアンディナー
16.お誕生日おめでとう~♪
17.バースディ・ディナー
18.Cannes最終日
19.休暇最終章・Paris
20.Parisで家系ラーメン
21.Gayエリアでランチ

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ノートルダム寺院を見た後はホテルの方に戻ったのが午後5時過ぎ。しかし~こちらのホテル・・・清掃がまだ終わっておりませんで僕たちの部屋の掃除が次の番になっているようでした。Cannesで泊まったホテルは清掃もターンダウンサービスも完ぺきなタイミングでありましたが、ここはParisの中の下級ホテルですからしょうがないですね~(笑)

僕たちは観光が終わって部屋でくつろぎたかったのですがハウスキーピングがいる部屋でのリラックスはできないので、タオルだけもらっていいにしようかと思ったのです。しかしDさんが部屋の掃除もしてもらいたいとのことでしたので外に出て時間をつぶすことにしました。そんなわけでやってきたホテルの隣にあったカフェのテラス席に陣取って座ることにしました。 
とりあえずシャンパンと白ワインで乾杯です。このカフェは2駅の途中に位置するので人通りが半端ではないくらいありました。そのおかげで2人とも人間観察をしながらいろいろな話をすることができて結構楽しい時間を過ごすことができました。ワイン好きなDさんが気に入ったのはここフランスですと基本的にワインが安く、どのカフェやレストランでもワインが置いてあることです。

その上、米国はグラスかボトルの選択肢しかないのですがこちらではグラスワイン、1/3ボトル、ハーフボトル、2/3ボトルなどその時の気分に合わせての量を頼むことができるそうで、これにはえらく感激していました。日本ではビールの量の選択肢がたくさんありますね!でも、基本的に1杯でしっかり酔ってしまう僕にはこういう量り売りのチョイスの魅力がいまいちよくわかりません(笑)。

    






カフェで時間をつぶしてホテルに戻るとしっかり部屋がきれいになっていました。まずはお風呂に入って疲れをいやし、本を読んだりしてのんびりと過ごした後は夕飯の時間です。最初Dさんは最後のフランスでの食事だから~とフォアグラを食べいたいと願っていたようなのですが、次の日のフライトも早いことですし、手っ取り早く近所で食べれればいいよ~となりましたので近所ご飯。

フランス滞在最後の夕飯ですから、変なお店に行ってがっかりしたくないのでいろいろと近所のレストランを探してメニューをチェックしてみました。そういえば、フランスはParisといえどもホームページを持つレストラン店がとっても少ないことに気が付きました。やはり日本のように食べログのような大手サイトの自己ページを利用するスタイルなのでしょうか?
Restaurant Le Presles
76 Rue de la Fédération
75015 Paris, France
そんなこんなで僕が見つけたのがこちらのお店でした。歩いてすぐのところにありネットでのレヴューもよく、メニューの品数も多かったのでこちらに決めました。まずはシャンパンとワインでフランス最後の夜に乾杯!一度もけんかも口論もなく過ごせた自分たちをしっかり褒めてあ’げました(笑)。前菜には今回初めてのエスカルゴ。ニンニクが効いていておいしい~これにテリーヌも添えました。




このテリーヌも自家製とのことでしたがとってもいいお味です。観光客が全くいないお店ですが期待ができそうです!メインにDさんはダックコンフィ(左上)を僕はチキンの何とかソース(右上)を頼みました。Dさんのダックは物凄くうまく仕上がっており、付け合わせのポテトがとっても美味しくて喜んでいました。僕のチキンも、何とかソースがとっても美味しくて大満足できたお味でした。
最後にこれまた自家製というアプリコットのタルトを頼んだのですが、これもまた大変美味しくて驚きました。フランスのケーキは日本人の舌には甘すぎるということが多々あるのですが、こちらのタルトの甘さは控えめでフルーツの味がしっかり味わえる上品なものになっていました。Dさんと2人で最後のフレンチ夕飯としては地味目でしたが十分美味しくいいお店でとることができて満足でした!






食事の後は最後にエッフェルタワーの方に回って、シャンパンフラッシュを見て帰りました。エッフェル塔の周りにはアフリカンの人たちが露店を営業していまして、いろいろな土産物を売っています。エッフェル塔のキーホルダーやマグネット、模型も売っています。そんな中で僕が気に入ったのはシャンパンフラッシュ付きのエッフェル塔の模型でした。値切ってひとつ4€で購入しました! 
次の日のサンフランシスコに戻るフライトは朝の9時です。空港には朝の7時くらいには到着していなくてはいけないのです。ホテルから空港までは約1時間、つまり~朝の5時起きということなのです。国際線のフライトは数が少ないので選択の余地がありません。そんな訳でしたのでエッフェル塔を見た後はホテルに戻って荷造りをして、さっさと就寝することにしました。

そして~あっという間に朝が来ました~。コーヒーを飲んでシャワーを浴びたら荷造りを完成させてホテルをチェックアウトしました。さすがに朝早いので交通渋滞には巻き込まれることなく空港に着くことができました。アメリカ行きにフライトはこの時間に集中しているらしく、僕たちのチェックインカウンターはすごく混んでいて久しぶりにたくさんのアメリカンな英語を聞くことができました(笑)。
 








それにしてもシャルルドゴール空港はいまいち使い勝手がよくないし、客のニーズを考慮していない空港のような印象を受けました。ラウンジエリアはまさかのセキュリティゲートの外ですし、そのセキュリティーも厳重で長い列ができています。そのゲートを超えて中に入ると、もうまともなレストランなどなく、コーヒーショップと売店が各1軒づつあるだけ。そのため両方ともこれまた長蛇の列でした。

その上僕たちの利用したターミナルは保安チェックの後にトイレでさえ1つしかありませんでした。通常ではあまり見ない男性用のトイレでさえ列ができていました。これは少しひどいですね~。ユナイテッド航空の方は今回遅れもなく時間通りに出発してくれました。飛行機の方は満席で空席ゼロのようでした。僕たちのエリア担当のアテンダントもゲイの親切なにいさんで、ラッキーでした。
しかし~!ここで問題発生・・・今回少しだけいい席に座ったのでワインも比較的よさげなものが出たのです。するとここぞとばかりにDさんが水を飲むかのようにワインをガンガン飲んでいたのです。いつもより飲んでいるな~とは気になったものの、せっかく旅の終わりですし明日からはまた仕事!気持ちよく飲ませてあげましょう~と放っておいたのですが、これが悪かった・・・

フライトの途中からもう泥酔状態(笑)。入国審査では千鳥足でGlobal Accessの画面操作もできない状態でした。税関チェックでどんな食べ物を持ってきたのか?聞かれると、自信をもって大声でフォアグラ~!!(←どんだけ好きなんだ!笑)と叫んだので僕はかなり恥ずかしかったです・・・Uberを呼んでターミナルのカーブサイドで待っている時には地面にへたり込んでしまい、日本の週末のサラリーマンのようでした(笑)。








 
今思うと写真を撮っておけばよかった~!!と後悔しましたが、ここまで酔っ払ったDさんを見たのは物凄く久しぶりでしたのでその時は少しパニクッてしまいまして、僕としては写真を撮っている余裕もないくらいでした(笑)。Dさんは家に向かう車の中では泥のように眠っていました~。家に到着してCocoに再会!Cocoは僕たちを見て熱烈大歓迎。大喜びしてくれてこちらもほっと一安心。

僕たちのいない間はSabrinaさんとベネズエラから(ベネズエラは10月中旬に学校が始まるとのことで)夏休みに米国に来てる彼女の弟君も一緒に住み込みでCocoの世話をしてくれていたので安心でした。毎日元気いっぱいの弟くんとCocoも過ごせてはしゃいでいたようです。さて、ひと通りのCoco歓迎を終えた後、Dさんはそのままベットに入り8時間ほど眠り続けました。
目覚めた時に彼が物凄い泥酔状態であったことをDさんに告げると飛行機がサンフランシスコに到着して家に着くまでの記憶がないのだ~と言っていました。彼曰く、たぶんフライトでワインボトル2本以上開けてしまったとのことで本人も飲みすぎをかなり反省しているようでした。そんなこともありましたが、旅行は楽しく満喫することができたのでよしとしましょう~!

今回も旅行記を書き終えることができてほっと一安心。これから家のローン支払いに集中するためDさんと2人の休暇旅行はしばらく中止いたします(汗)。そんなわけでこれからまた地味な生活に戻ります(笑)。引き続きお付き合いの方よろしくお願いいたします!なお、コメント欄を再開いたしました。これからも楽しく、笑顔になれるコメントの方大歓迎~楽しみに待っております。

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休暇中のため、コメント欄は閉じております。
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さて、長かった休暇もこの日がフランスに滞在する最後の一日となりました。次の日には飛行機に乗ってサンフランシスコの方へ戻ります。最後の一日の始まりはエッフェル塔訪問です。エッフェル塔は前にDさんと来たのですが、3時間以上待ちの長い列でありましたので断念していました。僕は学生の頃数回エッフェル塔に上ったことがあるのですが、それほど混んでいた記憶はありませんでした。

今は世界各地で格安航空会社ができ飛行機の旅が以前よりもずっと気軽なりました。そのため、日本を含めどこの観光地も今まででは考えられないほどの観光客が押し寄せています。ですからParis、London、VeniceやBarcelonaなどのメジャーな観光地はもう行かない方がいいといわれているのには納得できるような気がします。今回も久しぶりにParisに来ましたが、人が多い!
  
昔このエッフェル塔も普通の観光地的な感じでしたが、今では2度のセキュリティゲートがあり、タワーの基礎部分のエリアはフェンスで囲われていて仰々しいものになっていたのには驚きました。テロの恰好の標的になってしまうのでしょうがないですよね・・・さてエッフェル塔にはいろいろなオプションがあります。無料で塔の下に入る、中段の展望台へエレベーターまたは階段を歩いていく。

一番上の特別展望台までエレベーターで行くという感じになります。僕たちが到着した時中段の展望台へのエレベーターオプションには長蛇の列でしたので比較的ならばない階段とそこから特別展望台までのエレベーターオプションを選択しました。階段でエッフェル塔に上ったのは初めてでしたが、結構きついですね~(笑) Dさんとかなり息を切らせて何とか登り切りました。










Dさんはこういう高いところが好きな人なのですが、今回初エッフェル塔ではここは経験として一度登れば十分だよね~という感じの至って冷静な感想でありました(笑)。それでも、塔の上から凱旋門が見えたり、セーヌ川やノートルダム寺院が見えた時は喜んでいました。待ち時間を含め約1時間でエッフェル塔を制覇した後はランチを食べに行くことにしました。
  
最初はUberで移動したのですがあまりの渋滞で10分車に乗って移動したのは1ブロックだけという結果でしたので途中で車を降り地下鉄で移動することにしたのです。昼頃の地下鉄だったのですが、地上の交通渋滞の影響か地下鉄の電車もラッシュアワー並みに激込みでありました。観光客が予想をはるかに上回ると地域住民の暮らしに影響が出るというのは日本でも聞かれますが深刻な問題ですね。












そんな交通渋滞を何とかすり抜けてやってきたのはParisでゲイエリアとネットで書いてあった地域です。今回の旅行ではゲイテイストが僕のビーチパトロール以外全くなかったので(笑)、Parisのゲイエリアを一応チェックしてみようじゃないか~と思ったのです。町の中心地にあるこのエリアにはゲイフレンドリーなバーやレストランなどが集まっていまして、レインボーフラッグも見られました。
Le Bouquet des Archives
31 Rue des Archives
75004 Paris, France
僕たちの選んだお店は交差点の角にあるレストランでありました。食べ物の品ぞろえが良かったし、食べている人たちの料理を見てなかなかおいしそうでしたのでこちらに決めてみました。まず最初にシャンパンとワインで乾杯して、サラダを2人でシェアしました。経験上フランスのサラダはチーズやハムなどがふんだんに入ってかなりヘビーなので、ビーガンサラダを選んだら野菜のみで美味しかった~!

僕はメインにパスタボロネーゼ、Dさんは白身魚のグリルと頼みましたが、どちらも大変美味しかったです。やはりフランスは食べ物の味の平均値が高いですよ~♪ デザートを頼むつもりはなかったのですが、かわいいウェイターが熱心に進めるのでつい単んでしまいました。濃厚チョコレートケーキで中からとろけるチョコレートがこれまた濃厚でおなか一杯になりました。









ゲイエリアですのでたくさんのかっこいい殿方がいて、Dさんと2人で周りの景色を見ながら美味しい料理を食べてゆっくりとした優雅なParisでの最後のランチを楽しむことができました。ここで食事をして感じたのですが、Parisではほとんどが白人でありまして、有色人種がほとんどいませんでしたし、サンフランシスコのゲイエリアほどRaceのMixしたカップルが少ないような印象がありました。
どういうことかというと、白人同士のカップルはたくさんいるのですが、白人X黒人、黒人Xアジア人、アジア人X白人というカップルも黒人やアジア人のゲイの人たちがほとんどいなかったように見えました。まあ、ヨーロッパですしサンフランシスコのような人種のるつぼみたいなところと比べてもしょうがないのでしょうが、僕としてはSFの方が暮らすのには精神的に楽そうな気がしました。

さてイケメンのあふれるParisのゲイエリアで僕とDさんが一番胸キュンしたのがこちらでした~。犬猫デイケアサービスの広告ラッピングバン! 作り物とはいえなかなか可愛い広告でした。ちなみにお値段をチェックしたら、犬の一晩お預かりが4,000円くらいですので激高という感じでもありませんが、そこそこの値段。でも環境はとっても良さそうなのでCocoを預けてみたいな~と思いました。








このゲイエリアは歩いてあの火災にあったノートルダム寺院のそばにありますので、その寺院があるシテ島の方まで歩いて行ってみました。ノートルダム寺院のそばは完全にフェンスで囲われていて近くに行くことができない状態になっていました。それでもセーヌ川をはさんだ反対側から見ることができるのですが、建物の後ろの部分が完全に焼け落ちていて無残な姿になっていました。
火災の原因は修復工事中であった現場の電気配線のショートによるものと最初に報道されたようですが、その後禁煙であるこの修復現場に複数のたばこの吸い殻が見つかったことによりタバコの火による火災の疑念もわいたようで、現在はまだ原因究明中のようです。いずれにしても電気配線業者も修復工事業者も真っ向から火災の要因であることを否定しているみたいですね。

一刻も早い原因究明と、ノートルダム寺院の修復がなされることを心から祈ります。ノートルダム寺院が閉鎖されていましたが、ここはやはりParis有数の観光エリアらしくたくさんの人でにぎわっていて、たくさんの警察官たちがいろいろな問題に対処していたようです。僕たちはこのエリアをしばらく散歩した後、地下鉄を使ってホテルの方に戻りました。

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