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アメリカ西海岸の小さな町で 付き合い丸28年の2人
彼氏Dさん&台湾出身の元保護犬Coco(2020年没)と共にひっそりと 
慎ましく暮す男の地味でありふれた 日常生活日記


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1.それでは行ってまいります~
2.ANAの空の旅
3.超うま!海鮮丼と抹茶パフェ
4.フカヒレうますぎ~!
5.岩牡蠣&すしざんまい
6.温泉旅行~飛騨高山
7.美味しい飛騨料理&温泉
8.
白川郷の合掌造り&高山ラーメン

9.Tokyo Days
10.懐かしの横浜
11.
イケメンOFF会@新宿2丁目
12.激ウマ!ウニいくら丼@築地
13.
日本最終日@新宿高野&羽田空港


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痴話げんか
読み方:ちわげんか
別表記:痴話喧嘩、痴話ゲンカ
男女間の色恋に関するけんか、言い争いを指す語。恋人どうしの他愛のないけんかといった意味合いの場合が多い。
(Weblio 辞書より)



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日本からLA経由で米国に入りまして、LAに到着後Dさんに電話をしてみると1週間ぶりの帰国なのに対応が大変そっけないものでした。何かあった?と聞いても別に~という返事。LAからSFに到着して電話をかけると、通常なら車を駐車場に止めて、ゲートまで迎えに来てくれるのに今回はカーブサイドに車寄せるから預けた荷物ひきとったら車探して~とのことでした。

荷物を受け取ってカーブサイドでDさんを見つけて車の方へ寄りました。いつもなら荷物を車に入れるのも手伝ってくれるのに運転席に座っているだけでそれもなし。助手席に座ってただいま~のあいさつをしてもうんというくらいの挨拶だけ。一体何かあったの~?と聞いても別に~という返事を繰り返すだけでかなり不機嫌そうでした。

家に到着して、この不機嫌はいったい何なのかしっかり説明してくれるように訴えたら、物凄い形相で(かいつまんで言うと)僕が2丁目で飲んでいる時にLINEでメッセージのやり取りを最後にDさんがメッセージ送っても返事がなかった!既読スルーした!次の日の朝にメッセージ送ってもまた既読スルーした!2丁目からホテルに帰らずどこへ行ったんだ~!?(怒)とのことでした…
僕の反応は・・・?それだけ? LINEメッセージ既読スルーしたから僕がどこかへ泊まりデートしたということですか? ばっかーじゃねぇ!?というのが素直な感想(笑) そんなことあるわけないじゃん~!!と説明しましたが、本人怒り心頭で全く聞く耳持たず、こちらも馬鹿馬鹿しくなって会話は決裂。そのまま帰国後3日間会話が無くなるという冷戦状態に突入しました!

3日後お互い冷戦に疲れまして、会話再会。LINEメッセージの既読スルーしたことは悪かったけれど、忙しくて疲れていたので大したメッセージでもないのでスルーしただけだと説明。彼の頭には既読スルーは誰かと一緒にいたからメッセージをかけなかったのだという考えがあるらしい~。かなり濃厚なスケジュール下で大した会話でなければ返事しなくてもいいや~ってお互いよくあることなのに…

そんな訳でなかなか誤解が解けませんでしたけれどひらめきました!僕は睡眠モニターアプリケーションSleepBotというものを使っているので睡眠中の動きや音がすべて時間とともに録音&記録されています。その日もそれで僕の睡眠は記録されていたので潔白は証明されると力説!そこまで言った時点で何とか信じてもらえまして、誤解が解けました。(ノ_-;)ハア…






LINEメッセージの既読スルーでこれだけ燃え上がるって、Dさんあなた女子高生ですか?(笑)それにしても僕たちお付き合い18年ですよ…僕はそりゃ~素敵な殿方がそばにいればキョロキョロしたりしますし、よろめいてしまいそうになるのはありますけれど(笑)それ以上の行動は、拒絶されたりするのが怖し面倒くさいし後始末も楽ではなさそうなので、そういうことしないのを知っているでしょうに…

いや~これだけ長い間付き合っていてもこうして思ってくれる人がいるのは感謝すべきことなのでしょう。でもこの齢で既読スルーでここまで怒る人は正直言って面倒くさいというのは否めませんな~(笑) 僕だったら、あっそう?まあ、べつにいいや~と何の反応もしないかもしれない(汗)これはこれでまずいのかもしれませんね~ 熱い心を持ったDさん、ありがとうございます(笑)



痴話喧嘩:まさに恋人どうしの他愛のない喧嘩と言う訳でした~
犬も食わないというわけですからCocoへの日本からのお土産はは煮干と干し芋を用意しておきました(笑)


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12.激ウマ!ウニいくら丼@築地

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 築地でランチ&買い物を堪能した後は新宿へ行きましてMangoさんとアフタヌーンデートとなりました。Mangoさんはハワイ在住でしたが、数年前にハワイを後にして、今は息子さん娘さんと東京暮らしをしています。僕たちがハワイに行くたびにいろいろな所へご一緒させてもらったのはいい思い出となっております。

Mangoさんが選んだ場所はこちらの新宿高野フルーツパーラーでした。以前から聞いてはいたものの僕は初めての訪問です。こちらのお店にはフルーツバイキングなるものがあり3000円弱くらいで様々なフルーツが食べ放題となっていて大人気なのだそうです。なんでも予約をしないと2時間待ちという人気で、 予約もなかなか簡単に取れないと聞き驚きました。
〒160-0022 東京都新宿区新宿3-26-11
僕たちはもう食べ放題という感じではないので普通のフルーツパーラーの方で落ち着くことにしまして、美味しそうなメニューの中から選んだのがこちら。僕は旬果先取り桃のパフェでMangoさんは名前のごとく宮崎マンゴーをふんだんに使ったマンゴーパフェをオーダー。パーラーの方も激混みでタイミングが悪いとかなり待つようです。





パフェは値段がすごいだけあって大変美しく芸術的に仕上がっていまして、お味の方も本当に美味しくて文句のつけようがないくらいでした。こちらでMangoさんの近況、ハワイから東京へ移った後の生活や、息子さんや娘さんの日本の環境への適応状況などを聞いたりして時間が許す限り長々と話してしまいました。
Mangoさんからは沢山のお土産をいただいてしまった上に、こちらの超高価なフルーツパフェまでご馳走になってしまいまして申し訳ない限りです。息子&娘さんの祖父母がこちらSFの方にお住まいとのことですから、もしこちらに来るときはばっちりおもてなしさせていただきますのでしっかり時間を作ってくださいね~







Mangoさんと別れたあともこまごまとした用事を済ませてホテルに戻って荷物をピックアップして羽田空港へ向かいます。多少天気が崩れることがあったものの基本的にはすごしやすい天候に恵まれたこの日本訪問。久しぶりの人にも会えたし、父親とも温泉旅行を楽しめたし、ほかの家族ともまあまあいい時間を過ごせたのでおおむね良い訪問でした。

今回の帰りの便は羽田発LA経由のANA便。羽田発ですと深夜出発なのでぎりぎりまで時間を使えるということもいいし、飛行機が出発するともう深夜なのでそのまま眠り易いという利点があります。UALが羽田からSFへの直行便を出していますが、UALを使うくらいならLA経由で時間がかかってもANAの方が賢い選択だと思ってこの便にしたのです(笑)。

空港でチェックインして夕飯を食べていたら、匿名希望の某さんが最後の最後に見送りにわざわざ羽田まで来てくれました~!おまけにドイツのオーガニックボディケアのLaveraや本当にいろいろなものをいただきまして、最後の最後まで楽しい時間を過ごさせていただきました♪その上夕飯までご馳走になってしまい申し訳ない限りです。
右下の写真の鯖寿司はお腹がすいたときにマズイ機内食ではなく美味しいものを食べよう~と東京のデパ地下で買ったものですがこれは失敗でした。それは鯖・さば・サバ。お腹がすいてさて食べようか~と封を開ける前から鯖の匂いが強烈に匂ってくるのです。封を開ける前からこの匂いということは開けたらとんでもないことになりそうだと思い食べるのは断念しました。

家に帰ってから食べましたがものすご~くおいしかったですけど、やはりものすご~く匂いが強かったです(笑)。機内で食べるつもりのものは生ではなく日持ちして、冷めても美味しくいただけるもの。しかし~!鯖が好きなので買ったけれど機内は狭いので匂いがあまり強くないものにしないといけませんね(←当たり前)。自分への教訓として記録を残しておきましょう。

これにて日本訪問記終了です。あぁ~疲れたけど完結までこぎつけてよかったよかった。
お付き合いの方ありがとうございました!
 



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イケメンOFF会の後は、缶酎ハイを飲んでぐっすり就寝。次の日は午後2時まで予定が入っていなかったので、買い物&食べたかったランチを実行するために築地の方へ行く予定でした。しかし~起きてみるとかなり遅い時間になっていました。荷物の整理をしてホテルをチェックアウトしなくていけないし、かなりのドタバタになってしまいました。

その時DさんからのLINEメッセージが昨夜も朝も入っていたのには気がつきましたが、どたばたのまま返信せずそのまま築地の方へ向かってしまいました。これがあとで災いとなって降りかかって来るとも知らずに…(汗)。さて以前築地への道のりは乗り換えが多くて面倒くさいなという印象がありました。
しかし、これまた副都心線に乗ってみると多少の距離感はあるものの乗り換えなしで築地の方に到着できました。便利になったものだ~!築地市場は豊洲の方に移転してしまうと聞きますから、もしかしたらこれが移転前の最後のチャンスかもしれません。といっても~築地場外市場の方はここに残 るといいますからそれほどの変化はないのかな?

僕はこの場外市場の雑踏が好きです。以前に比べてもこちらは完全観光地化していて、日本内外からの観光客の熱気があふれていました。僕がここで買うのは基本的に乾物。料理に使えそうなだし用昆布や鰹節、煮干しの粉末を買ったり、その他美味しそうで米国に持ち込み可になりそうな肉以外の製品を購入しました!

魚介類の製品は肉製品と違って持ち込みの制限があまりないので気分良く買うことできます。沖縄の海ぶどうやモズクもあり、水ものですが常温で2~3日なら問題ないというので購入してしまいました♪ 他にも生ものなどで本当に食べたいと思うものが盛りだくさんで目移りしてしまいます。これだったら最初にこちらに来て、買って実家で食べてしまえばよかったと後悔するくらいです。








いろいろ悩んだもののしっかり買い物をしてランチです。ランチには友人から教えてもらったお寿司屋の方へ行ってきました。こちらのお店は国内産の産地がはっきりしている魚介類を提供してくれる美味しいお店とのことですから、期待が高まります。最近築地ではチェーン店系のお店が多くなっているのが目につきますがこちらは昔からのお店で安心です。

なんでもここのお店よりウニいくら丼などを安く出すチェーン店は築地にたくさんあるそうですが、そちらは中国産などの外国産のものを出しているために安いそうです。もちろんそれはそれで納得ならば全く問題ないことですが、僕は個人的に最後の日本食はちゃんとした産地の分かる国内産の魚介類が食べたいのでこちらに来た次第です。
鮨國:すしくに
東京都中央区
築地4丁目14番15号
まずこちらではこの日のおすすめのホタルイカの沖漬。これは米国ではあまり口にすることができないものなので貴重です。臭みがなくほんのり甘いイカがとってもいいお味。右上は産地は忘れてしまいましたが直送の生牡蠣。米国の生牡蠣も美味しいですが、やはり日本の生牡蠣はこれまた違ういい味わい。右下は焼きハマグリ。磯の香りがとってもいい新鮮そのもののハマグリでした。







そしてこの日のメイン!ウこぼれニいくら丼です~♪ このお店は寿司屋ですがランチはどんぶりものと一品料理しか出しておらず、そのためかどんぶりの種類が豊富で、このほかにもいくらだけのイクラ丼、ウニだけのうに丼、海鮮丼、マグロ赤味丼、大トロ丼など本当に様々なものがありましてどれもめちゃくちゃ美味しそうでした。

この沢山のチョイスから僕が選んだのはウニいくら丼。ウニは岩手産のものなのだそうで、とっても甘くクリーミーな味わいがもう激ウマでした。イクラの方は 北海道産なのだそうで塩味が調度よく酢飯とよくあっていました。このどんぶり小さく見えますが実は結構な量がありまして、これを食べ終わる頃にはお腹も心も大満足になることが できます~。本当に美味しかった!
お店の人もとっても親切だし食材は全てちゃんと説明してくれるし、これはいいお店聞きました。お会計の時に、これから空港に行って出国するので日本には当分帰ってこれないけれど、こちらのお店の美味しい料理のため大満足になりましたとお礼を言ったら、お店の人がとっても喜んでくれたのが印象的でした。

しっかり買い物をしてしっかり最後の満足ランチをした後は次の待ち合わせの場所に向かいました~



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10.懐かしの横浜


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横浜で昔のバイト先のおばちゃんと再会を果たした後は、東京に戻ってイケメンMさんとディナーデイトでした。超エリートイケメンMさんはもともとここのブログが縁で知り合った方。通常では出会えなかったであろう方と出会えたのもこのブログのおかげです!Mさんは時々サンフランシスコの方にやってきたりしましてそのたびに飲茶を食べに行ったりしました。
逆に僕が日本へ行くと新宿で一緒に飲みに行ったりする不思議なお付き合いの続いております。ここ数年は僕が日本へ行っても日程がガチガチでなかなかお会いできなかったのですが、今回は再会をすることが叶いました。お久しぶりです。お元気そうで何よりです。ホテルのロビーで待ち合わせして、そのままレストランの方へ向かいました。
レストランはいろいろと迷って最終的にやって来たのはねぎしというお店。こちらは牛タン、とろろ、麦飯が有名のようですが僕は初めての体験でした。小鉢がついてスープがついて、メインの牛タンとお肉がこんな感じでした(↑)。さすが日本ですね~!牛タンが柔らかくて味が濃くってとっても美味しかったです~。Mさん御馳走様でした。ありがとうございます♪ 




MさんはMenchie'sというLA発のフローズンヨーグルトのお店にも連れて行ってくれました。その後チェックしてみるとこのお店はSFベイエリアにもお店を数店構えていることを知りました。しらなかった~。とってもこじんまりとしたお店でしたが、量り売りのフローズンヨーグルトはまさに米国風といった感じでありました。
その後は新宿のAlamas Barの方へ行ってきました。こちらで僕たちはこれまた僕のブログを見てメールしてくれたYさんとの待ち合わせ。僕が日本へ来る1週間前に会いませんか?というメールをいただきまして、ちょうどYさんも東京在住とのことでしたので都合が合えば東京で会いましょう~と尋ねたところ、OKが出たということなのです。
少し遅れてYさん到着!彼ももちろん男性を好きな男性で、聞けば様々な分野で御活躍しておりテレビなどのも登場する有名人のようでした~!Yさんもかなりのイケメンですね~彼はとっても素敵な方でさすが業界人キラキラ輝いていました。ファンになってしまいそうです~♪ これからはちゃんとテレビ見て追っかけをするようにします(笑)







考えてみるとこのブログのおかげで(たま~にとんでもない人もいたけれど…笑)沢山の素晴らしい方たちと知り合いになることができて、本当につづけてきてよかったな~と実感。食後の片手間で続けてきた、いい加減でポリシーも訴えることも何もない脱力系日記ですが、こうしてたくさんの方たちに読んでいただけて感謝感激です。

まあ、最初は今日のおにいさんなどというくだらない写真も載せたりして迷走をしていた頃もありました。超エリートイケメンMさんには最近刺激が少なくなっ たと言われましたが(笑)、基本的に(少し背伸びをするものの)等身大のごくごく普通のおもしろくもないごく普通の生活日記になってしまっていますがこれはこれでいいのだろうと納得しております。
OFFラインでもでもONライン上でもいいですからこれからもたくさんの方たちと知り合いになれたらうれしいものです。人付き合いが苦手でひととの付き合いを極力薄いものにしようとしているくせに、人との付き合いを渇望している部分もある自分。どちらも本当の自分なのでしょう。人間って本当によくわからない生き物です。

ちなみに最後のこの写真(↑)は超エリートイケメンMさんから教わったラーメン屋光麺。一杯飲んだ後のラーメンはやっぱり美味しかったです(笑)。この日はこのあとコンビニで買い物して、ホテルでもう一杯飲んで気持ちよく寝ることができました~。これがあとで災いとなりますが、それは次の機会に書くとして~

東京はあと1日だ!




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9.Tokyo Days

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朝ごはんをモスバーガーで済ませた後は横浜の方へ向かいました。僕が米国に来る前は東京から横浜に行くには渋谷から東横線で横浜へ行くか、東京駅からJR各線などで横浜に行く経路のみでした。時代は流れ新宿から一本で横浜に行く方法があると知った時は本当に驚きました。僕が乗ったのは副都心線。この副都心線さえも知らなかった僕です…

このラインは通勤快速なるものがあり、新宿から渋谷を経由してそのまま懐かしの東横線を通ってあっという間に横浜でした。時間も40分ほどでした。横浜ではデートのをするためにやって来たのです(笑)。高島屋の前で待ち合わせだったのですが、横浜高島屋の前はシニア世代の待ち合わせのメッカらしく60代以上の美しき乙女たちが沢山いらっしゃって驚きました。
その中で僕を待っていてくれたのは、僕が大学生の時バイト先でお世話になったSTさん。僕が学生時代某所でアルバイトに明け暮れていたのですが、その時のバイト先の社員だったのがSTさんでした。STさんは何もわからない僕に親切に指導してくれ、学生さんは食べなくっちゃいけないからと毎日のようにお弁当も作ってきてくれたりしました。

僕が成人式を迎えた時は真新しいスーツ姿を見せに行ったら、目を潤めて自分の息子のように喜んでくれたのが印象的でした。彼女は自分にも息子が2人いるのに物凄く僕に優しかったのです。大学を卒業してから全く会っていなかったのですが、僕は旅先から便りを送ったり、彼女はクリスマスになると手の込んだ素晴らしいクリスマスカードを送ってくれていました。

(写真上:みなとみらい、左下:赤レンガ倉庫、右下:港の見える丘公園)






時折お互い送るカードとたまに僕がかける電話がありましたが、会わずじまいで間に20年以上の月日が流れていました。今回日本訪問が決まった時、お互いもう若くないし人の命なんてあっけないものだからお互いが元気なうちにあっておこう!と決断。20年以上ぶりの再会はとっても勇気があるものでしたが、約束を取り付けこの日になったということなのです。

お互いドキドキで久しぶりの再会でしたが、混雑する町の中でもすぐに相手のことがわかりました。彼女は品のいいレースのドレスを着こみ、今日のために思いっきりドレスアップしてきてくれたことがわかりました。こんな僕のために申し訳ない限りです。僕は思いっきり普段着でした…(すみません…)。お互い少しぎこちない挨拶をかわしてレストランの方へ向かいます。
彼女が予約しておいてくれたレストランは横浜ランドマークタワーの46階に位置する日本料理店・四季亭でした。幸い天気もそんなに悪くなかったため46階からの素晴らしい景色を眺めながらのランチとなりました。バイト先でも妙に仲の良かった2人ですから、離れていた時間が長いとはいえ話し始めれば一気に距離が縮まり、昔話に花が咲きます。

料理は昼会席をいただきまして、2人とも料理の写真を全部撮るぞ~と息巻いていたのですが、最初の写真の後は話し込んでデザートまで写真を撮ることを忘れてしまったくらいでした!料理は申し分ないくらい繊細で綺麗で美味しくて大満足でした。こんなに本格的な和食を食べたのは久しぶりです。和食って本当にいいですね~。






ワイン好きな彼女は僕があまり飲めないので気にはしていましたが、話が進み気持ちが高揚してくるとさっとグラスをあけおかわり!ワインも美味しく、展望もよく店員のサービスも大変素晴らしいこのレストランは、全くせわしないところがないため、じっくりとのんびりとする食事会場としては最高の場所となってくれました。
聞けば彼女は今はもう80歳を超えてしまっていたそうで、僕がバイトを始めて大学を卒業した後しばらくして退社していたそうです。現在、旦那さんと結婚60周年以上を迎え悠々自適な生活をおくられているそうです。2人の息子さんも自立して、長男のお嫁さんとはそれなりにやりあったエピソードも聞かせてくれ笑わせてくれました(笑)。

そして孫がなんと~東京大学に進んでおり、大学院はスタンフォード大学の方に進みたいと考えているそう。スタンフォードは近いのでもしお孫さんの進学が決まったらお手伝いしますよ~と告げたところ大変喜んでくれました♪ 彼女はお孫さんにも僕のことは話しているそうで、将来は海外で暮らしてみたいな~と少し僕のような生活に憧れてくれているそうです。






その当時20代の男子が60代近い母親よりも年上の女性とこんな仲良くなるなんて、あなた本当に変わっているわね~とSTさんは笑って言っていました。確かにそこらじゅうにあるような友人関係ではないのかもしれないですけれど、これはこれで味があっていいものでした。僕は人付き合いがあまりうまくないので同年代の人とはなかなかうまく付き合えないことがありました。

特に10代後半から20代の頃は男性を好きな男性という自覚がよけいにその性格を複雑な卑屈な場所へ連れてきていました。人付き合いがうまくないのにそれを隠すよう何でもないようなふりをして、逆に同年代から冷たい人間とみられることも多々ありましたね~。自分に合わないと分かった時点でその人間関係を深追いせず、さっさと切り捨てていたのも事実です。
その一方で自分がかまえなくていいような、自分を難なく受け入れてくれそうな懐の深いひと人間に対しては敏感だったのかもしれません。ずるいと言えばそうなのかもしれないけれど、あの当時はsurvive するので精いっぱいだったような気がします。そしてそんな懐の深い人は年齢に関係なく稀なので一度縁があるとなるべく長く大切にしたいとしていたのかもしれないな~。

そんな状況下での彼女との出会いでしたからこそ、年齢も環境も全く違っていたものの、それを超える何かを若い僕は感じ取っていたのでしょう。どんよりと本当に暗い学生時代ではありましたが彼女のおかげで何とか乗り越えることができたと思います。本当にありがとうございました!そしてこうして元気なうちにまた会えて本当によかったです。




さて話足りなかった2人はレストランを後にしてケーキのあるカフェHARBSの方へ河岸をかえました。日本って本当に素晴らしい!どこへ行っても何でも美味しい♪ こちらのケーキも絶品でした(笑)。ここでもたくさんたくさん話をしてしまいまして気がついたらもう行かなくてはいけない時間となっていました。

STさんは自宅へ泊まることを招待してくれましたが、僕も時間が限られていたので次の再会を約束してお別れしました。別れて改札をくぐろうとして、ふと振り返るとSTさんは僕の姿が見えなくなるまでずっと見送ってくれていました。

 


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白川郷の合掌造り&高山ラーメン



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日本最後の2日は東京で一人暮らしをさせてもらいました。ホテルは東京都某区某所にある見晴らしの良いホテルにしました。ここのホテルはまともなホテルの割に値段がそれほどバカ高くないので東京で一人で泊まる時には利用させてもらっています。今回も早割の激安価格でしたのでそれほど期待していませんでしたが、部屋はそれほど広くないですがいい眺めでありました。
 この日はお目当ての場所に夕飯を食べに行ったのですが、手違いでそのお店やっていませんでした~(涙)。その他には何の情報も用意していなかったのでしょうがなくすぐそばにあったジョナサンの方へ行ってしまいました(笑)。このお店の方も喫煙席しか空いておらず、並ぶのは嫌だったので喫煙席に着席したところ、驚愕!

日本のファミリーレストランの喫煙席なんて長いこと座ったことがなかったのですが座ってみて驚きました。なんて言ったらいのでしょう?通常の生活ではあまり接することのないような、自分とかなり価値観の違うような人がものすごい勢いでタバコを吸いながら、大声でしゃべる人もあれば、黙ってじっと携帯をいじっていました。あぁ~こういう日本もあるんだと再確認。

こちらではサラダとたらこのスパゲティーを頼んで、たばこのにおいが身体中に絡む前に速攻5分で食べて店を出てきました(笑)。深夜12時近くになっても街には人があふれていました。日本の皆さんは遅くまで働いているようです。帰りにコンビニでスナックと缶アルコールを買って部屋で酒盛り(といっても一本飲んだだけですが…)。そのまま酔って就寝しました。






明けて次の日、窓を開けてみると前日見えなかった明るい風景が窓の外に広がっていました。僕の部屋からはこんな風景が広がっていました。 この窓は幸か不幸か南東向きなので思いっきり日差しが入って来てしまい、寝起きにはかなりきつい強い光でした(汗)。
朝起きて、ちょこっと近所の朝散歩をしてみると皆さん忙しそうに出勤しているところでした。前日の夜中12時近くまで結構な人だかりがあった街でしたが、皆さんそれには関係なくちゃんと朝出勤するのですね。もし僕が10時近くまで働いていたら次の日半日休んでしまうことでしょう。日本のサラリーマンはこんなのあたりまえのごとく働いているようで驚かされます。







その後ゆっくりとお風呂に入り寝ぼけた頭をスッキリさせて荷物の整理をしてから着替えをしたらお腹がすいてきました。日本で食事ができる残りの回数を逆算するともうすでに予定が詰まっていて、この日の朝ごはんしか自分の食べたいものが食べられないことに気がつきました。それじゃ~しょうがない!とまさかの朝モスバーガーをやってしまいました(笑)。
朝からモスバーガーを食べるなんて、自分でも恐ろしいです…(汗) でも久しぶりに食べるモスバーガーは美味しかった~。できればあと2つほど食べることができたでしょうけれど、そんなことしたらこのあとのランチに何も食べられなくなってしまうので後ろ髪を引かれる思いでしたけれど自制しておきました(笑)。




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陣屋前朝市と宮川朝市


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飛騨高山の名物朝市でしっかり買い物をした後は、ここから車で45分ほど北に向かった世界遺産となっている白川郷の合掌造りを見に行ってきました。最初父は帰りは平湯温泉の方へ向かってもう一度温泉に入って帰ろうかと思っていたそうですが、ホテルの温泉が十分いいものだったので今更また温泉に行かなくてもいいか~と考えを変えたそうです。
それに僕がまだ白川郷の合掌造りを見たことがないというのを知って、彼は数回行ったことがあるけれどそれなら~とそちらの方へ行ってみようじゃないか!と提案してくれたということです。飛騨高山の街はそれでもまずまずの天気でしたがここから北の山の方へ向かうと空模様が怪しくなってきてまるでSan Franciscoの空のようにどんよりとして雨が降ってきました。




それでも白川郷に到着すると何とか天気は回復して雨は辛うじて止まってくれたのはラッキーでした。白川郷は合掌造りの集落で有名であります。合掌造りのユニークな景観をなす集落は、1976年重要伝統的建造物群保存地区として選定されたそうです。1995年には五箇山と共に白川郷・五箇山の合掌造り集落として、ユネスコの世界文化遺産に登録されました。
(この写真少しブレています。3Dみたいだ~すみません!)他の世界遺産同様、世界遺産に指定された途端、観光客がどっと押し寄せる定番的な観光地となったようで、以前観光客は村のそこらじゅうに車を止めて観光をしていたそうですが、今では大きな観光バスも止めることができる指定の駐車場も整備されていました。






この観光地にも某国の方たちが大挙して押し寄せていまして、それに加えて修学旅行生がこれまた大群で観光していました。そのためのどかな和やかなはずのこの風景がみょうに喧騒に包まれた村となっていました。雨上がりのウィークデイでもこれほどの人が出ているということは、週末や夏休みの観光シーズンになるとこの何十倍もの人混みとなることでしょう。
こちらに住んでいる方たちは、もともと何もないのどかな村であったものがいきなり世界遺産になり毎日のように観光客が押し寄せるようになった状態なのでしょう。確かにこの観光ブームで村は潤ったのかもしれませんが、これが本当に村の人が望んでいた姿なのか?余計なお世話ではありますが、観光客で来ている僕でさえとっても複雑な思いがしてしまう様な気がします。






僕のこの白川郷訪問、建物は確かに味のある素敵なものではあるのは納得できますがそれ以外は何もない山奥の村で、確かに綺麗かもしれないけれど車で何時間もかけてくるほどのものでもないな~というのが素直な感想でした。(白川郷を好きな人ごめんなさい~!)それに世に出回っている写真の方が数段美しいので実物には若干のがっかり感もあったりしました。
たぶんここは静かにのんびりと過ごすのにぴったりの風景なのでしょうが、世界遺産のため観光客がものすごくたくさん来て、のどかな風景を楽しめるような雰囲気はもう皆無となっているようでした。そんな訳でこれは一度見れば十分というもので、できれば村の人をそっとしておいてあげたいな~と思う気持ちの方が強く感じてしまいました。(汗)






少し遅くなってしまいましたがランチには何を食べたいか?と父に聞いたところ、さすが僕の父!”高山ラーメンが食べたい~!!”ということなのでガイドブックでチェックして一番スタンダードな高山ラーメンなるものを出しているこちらのお店の方へ車を走らせました。

高山ラーメンの特徴とするスープは鶏がらを中心に、鰹節、野菜をベースにしたもののようで基本的に濃い醤油味。スープの色もかなり濃かったです。麺は平打 ちで細い縮れ麺。醤油の味の濃いラーメンだからなのかわかりませんが、ラーメンにはご飯が無料でつくとのことでしたが、僕は大盛りチャーチューラーメン だったのでやめました。(笑)
〒506-0000  岐阜県高山市西之一色町2丁目132-1
しかしながら父は大盛りチャーシューラーメンにご飯をつけてもらい、まさかの完食!恐るべし70代です(笑)。周りを見てみると皆さん老若男女しっかりラーメンライスを食していました~。きっと高山ラーメンには白いご飯が合うのでしょう。ちなみにこのラーメン、父も僕も大満足の味でした。細い縮れ麺がうまく濃いスープに絡み、トロトロのチャーシューが美味しかったです。

父はあまりの美味しさにお持ち帰りセットを4人分買って、家の者へのお土産としていたようです。しっかり美味しいラーメンを食べ、父と2人の温泉旅行は終了。こんな自分勝手でわがままで自己中心を絵にかいたような自分が、明治生まれの親に長男は格別として育てられた生粋の跡取り息子の父とこんな風に温泉に行って和やかに過ごせるなんで誰が思ったことでしょう。






父は会社を切り盛りし、気の短い荒くれ男が多くいる中でもぶれずに自分の意見を押し通す昔ながらの人間で、僕たち子どもはいつもそんな彼の存在に近寄りがたい気がしていました。それでいてとっても子供思いなところもあり、飲み会でもお酒は飲まない人なので必ずしらふで帰って来てお土産を持ってきてくれる人でした。

そんな彼を手の上で上手にころがしてしまう母と共に3人の子供と生活。あの頃はみんな一生懸命だったな~なんて思えてきます。そんないかつい怖い父とつかみどころのない僕がお互いを気遣いながらのんびりと温泉旅行ができる自分になっていたなんで、時間の移り変わりには目を見張るものがあります。今は母が欠けてしまったのは大変悲しい事実ではありますが、
それでもこれからずっと日本へ行くたびに父との温泉旅行は続けていきたいものです。昔は反発しかなくて会話も全くなかった父と、こうしてのんびりと話をしながら温泉を終わり家路をたどるなんていいものです。そりゃ~問題もいろいろありはしますが、この家族この親が自分の親でよかったなって素直に思えるようになった自分は齢を取った証拠でしょうかね~?

妙な不穏な空気も流れず、喧嘩もなく終始和やかでいい父と子の温泉旅行 また来年もできるといいな。また、ご当地の大盛りラーメンライス付きで完食しましょう!(写真↑はサービスエリアのご当地メロンソフトクリームです~笑)


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この日記は続きものです。

1.それでは行ってまいります~
2.ANAの空の旅
3.超うま!海鮮丼と抹茶パフェ
4.フカヒレうますぎ~!
5.岩牡蠣&すしざんまい
6.温泉旅行~飛騨高山
7.美味しい飛騨料理&温泉


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朝が来ました。まず朝風呂ならぬ朝温泉に入ってすっきりした後は朝食です。このホテルでは朝食が食べ放題とミニ懐石朝食のオプションがありました。食べ放題になると朝からドタバタしてせわしないし、食べ放題ですと僕の性格からして食べすぎてしまうのであえて避けることにしまして、ミニ懐石朝食の方を選択させてもらいました。
食べ放題の方はカフェで、懐石の方は純和風レストランの方で用意されていました。カフェの方は子供連れが沢山いて賑わっていましたが、こちらの方は大人だけで静かに和風庭園を眺めながらの食事となり落ち着いた雰囲気となっていました。メニューは覚えていないくらいたくさんの品数が出て来て目にも楽しいものとなっていました。

朴葉味噌焼き、湯葉のしゃぶしゃぶ、土鍋で炊いたご飯、地元根野菜をたっぷり入れた味噌汁、ホタルイカの沖漬、飛騨牛のしぐれ煮、鮭の西京焼きとまだまだたくさんの料理。ご飯とみそ汁はおかわり自由となっていまして、ご飯は土鍋で炊いただけあってホッコリとして美味しかったのですが、あまりの量に父も僕もおかわりできませんでした。あ~本当に美味しい♪






しっかり食事をした後は朝の散歩をすることにしまして、観光地的なスポットの方を歩いていきます。今回の日本訪問で気がついたのですが、某国系の観光客が本当に多いですね~。東京などは観光地でなくても各駅に薬局に菓子店に団体で彼らがたむろしていて圧倒されてしまいました。彼らは服装やしゃべり方ですぐに日本人でないということが遠くからもわかります。
面白かったのはこの某国からのお母さんです。息子が交番の脇に貼ってある凶悪犯逮捕協力のポスターを見て質問したので一生懸命説明していました(笑)。中国語でしたので何を言っているのかわかりませんでしたけれど、彼女は漢字を見ながら内容を推測して息子に説明しているようで、時折見せる息子の驚いたようなリアクションが微笑ましかった~。

でも、息子さんに日本に沢山の凶悪犯がいるという間違った印象がなければいいのですが…(汗)




そのまま歩いていきたどり着いたのは飛騨高山宮川朝市という朝市会場。高山には朝市会場が2つありこちらの方は宮川という高山の中心部を流れる川に沿って露店が並び朝6:30から11:30の昼近くまで毎日お店が出ているとのことでした。出ているお店は主に飛騨高山で採れた食材や加工食品、民芸品などが売られていて60軒ほど軒を並べるそうです。
僕たちが行ったこの日は残念ながら朝早くまで雨が降っていたので出ているお店の方はそんなにありませんでしたが、それでも十分見て歩いて楽しめるものでした。今回の朝市のお店で売られている品物のは飛騨高山で農業を営んでいる農家のお店なのだそうです。収穫したての新鮮野菜、珍しい山菜などもたくさんあって買って帰りたくなります。
それぞれのお店のおばさんが自分のこだわりで作り上げたお味噌やお漬物、そして民芸品などがあります。漬物も本当にたくさんの種類があって試食だけでもしてって~!!とおばちゃんたちの声が響きます。その声につられてついつい試食をしてしまいますが、スーパーで売られている市販の商品にはない本物のいい味わいが出ていました。
商品が多岐にわたり、しっかりと真空パックになっているので父と本当に彼女の手作りなのかな~?なんて疑ってみてしまったのです。そうしたら後ろの方にちゃんと彼女の手作りのカードが掲げられていて、本当に彼女の手作りの漬物であることが判明しました。きっと彼女も同じ質問を何度もされたのでこうして掲げているのかもしれない(笑)。疑ってごめんなさい~!

こちらのお店では一つ250円の漬物を買おうとしたところおばちゃんが6つ買ったら1000円に負けるよ~と大盤振る舞い(笑)。たぶん他の人にもそういっているのでしょうけれど、そういわれるとどうしても6つ買いたくなる人間の心理。父はすっかりそれにのせられて様々な漬物を6つも買っていました。近所の人に分けるそうです(笑)。





宮川朝市では手作り味噌と漬物を買いまして、もう一つの飛騨高山陣屋前朝市方へ向かいました。こちらの方もやはり平日の雨上がりの朝ということもありお店の数はそれ程ではありませんでした。しかしながら漬物や味噌、その他地元の野菜を売ったお店が数件ありましたのでそちらの方を一軒一軒眺めながら時間を過ごしました。
ここでも地元特有とでもいえそうな山菜などが売っていました。ここのお店では、マタタビの小枝を売っていたので購入!漬物屋はどれも似たようなものに見えますがよく見ると実は個々のお店でちょっとした工夫をしてあって、他の店にはない独特の漬け方をしていたり味付けをしていたりして驚かされます。あぁ~全部買って帰りたい!と思うくらい美味しかったです。
その中でも僕がこれは持って帰りたい~!!と思ったのがこちらの茗荷の漬物。普通の花芽をつけたものではなく、若い芽を漬けてあるようです。僕は茗荷といえば花芽しか食べたことがなかったので茗荷のこういう食べ方があるなんて知りませんでした。茗荷の風味がよく生かされた醤油漬けと甘酢漬け。これは僕の好みの味のど真ん中でした♪
 





朝市の買い物を終えて飛騨高山の街を後にしました。
天気はあまりよくなかったのですが、のんびりとした街並みに鮮やかな緑に綺麗な空気。温泉と美味しい料理に父といい思い出ができました!


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先ほど日本へ戻ってきましたが、日記の方は遅れがありますのでご了承ください。

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7.美味しい飛騨料理&温泉


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車での長旅と高山の古い街並みを歩いた後、この日の宿の方へ向かいました。この旅行は父に行きたい候補地を選んでもらって、そこから僕が宿を決めました。今は本当に便利で海外に居ながらこういう調べ物も予約もすべてネットで済ませることができます。もちろんネットにも載らない情報が沢山あるのかもしれませんが、ネットだけでも十分でした。

今回の宿を探すためのチェックポイントは: 1.移動が大変になってしまうので観光地に近くあまり山奥ではない。2.年を取ると畳&布団は立ったり座ったりが大変なため、和室ではなくベットがある洋室。3.地元の食材を使った料理を提供する。4.露天風呂を併設した温泉がある。5.恋人同士ではない親子2人だと小さすぎると閉塞感があるのである程度の規模のある宿。




それらを考慮して探し当てたのがこちらの宿でした。広々としたホテルでして、街の中心部から比較的近く、地元の美味しい食材を使い、自家源泉のある温泉を併設、和室も洋室もちゃんとありました。ホテルの従業員は皆さん感じがよく、古いながらも清潔に保っている室内は好感が持てます。館内の写真で歴代の皇族 たちが沢山宿泊している施設のようでした。
ここの宿の本館、別館、特別室フロアーとありまして、プランによって値段がかわり本館<別館<特別室という値段設定。でもこの値段差は正直言って大したことがなく各棟ごと3~5千円くらいの差でしかないのです。僕は最初真ん中くらいの別館にしたのですが、一番いい特別フロアーの方は数千円の違いということがあとの調べでわかりました。

あと数千円で部屋が広くなり、その部屋もすべてリノベーション済みと書いてあったので父と泊まるのも年に一度だし~ここはお金をけちるところではなく使う時だな~と特別室フロアーにしました。部屋は広々とし大理石を使った浴槽、シャワーブースがあり最上階ですので周りの景色もよく綺麗な緑が目の前に広がる素晴らしい部屋でした。






荷物を置いてさっそく温泉の方へ行ってきました~! 広々ととられた浴槽は一階にあるため展望はありませんが露天風呂もあり、泡ぶろもあり大変気持ちのいい天然温泉でした。飛騨高山にはたくさんの宿があり露天風呂もありますが、自家源泉の天然温泉を持っている宿が3~4軒くらいしかないそうですので、地元の人もこの温泉には入りに来るそうです。

こうして天然温泉を楽しめるのは浴室で気がついたのは皆さん様々な色の館内浴衣を着ているということ。そして館内を歩いて分かったのが館内浴衣の色が本館は黄緑、別館は青、特別室フロアーは紫と宿泊する棟によって違うのです!!これで館内、誰がどの棟か一目瞭然!僕たちは紫の浴衣。小市民なのでこれだけで父と2人でなんとなく気分いいよね~と喜んでおりました(笑)
風呂上がりの一杯は先ほどの地元の酒屋で買ってきた飛騨の地ビール。飛騨ホワイトビールというもので白川郷で採れたお米も使った軽い感じのビールでした。ほんのりとお米の甘さが漂うもので、軽くさっくり飲みたい気分だった僕にはぴったりのチョイスでした!できればもっと買って米国に持っていきたいところですが、今回はぐっと我慢です。








お風呂に入りのんびりとして一杯飲んでほろ酔いになるとお腹がすいてきます。夕飯の時間になったので父と2人で食事をすることにしました。旅館ですと室内でとなるところこちらはホテルですので指定のレストランの方で食事をします。恋人同士や子供のいる家族ですとすべて部屋で済むのが良いかもしれませんが、父と2人ですとこうした移動があった方が息が詰まりません(笑)。

今回僕が予約したのは地元の食材をしっかりと堪能できるオプションでした。このホテルは地元の農家や酪農家と専属契約をしているため地元の食材をフルに料理に活用しているそうなので大変楽しみでした。旅行の醍醐味は温泉とやはり地元の食材をたっぷりと堪能することにあります。特に父はお酒も飲まないのでこうした食べ物にはかなり貪欲です(笑)。
出てきたものを全て写真にはとらなかったのでごく一部だけですが、出された料理全てが美味しかった~!! 左上はアユ、飛騨牛の握り寿司。右上は飛騨牛の朴葉味噌焼き。左下は地元の山菜の煮びたしで最後の右下はアユの一夜干し。飛騨牛は程よく霜が入り甘辛い朴葉味噌とのマッチが素晴らしかった~! 父はこれが気に入りおかわりしてしまったくらいです(笑)。

従業員のサービスも大変良く、ここはそれ程高級ホテルでもなく価格も手ごろでしたがどれも満足のいくものでいい選択をしたな~と思いました。何よりも温泉に食事に大満足してくれ、家に帰っても他の家族のものにすごく良かった~と何度も話している父を見て、やはりこういう時間を作って本当に良かったと感じることができました。親孝行も自分の為でもありますな~


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日本に行くたびに恒例となってきた、父親と温泉旅行も今回行ってきました。まさか自分がこんなふうに父親と2人で温泉に行くようになるとは思ってもみませんでした。しかしなれるといいもので、道中それ程しゃべるわけでもありませんが、ぽつぽつと日本の家でのことやSan Francisco様々なことを、政治経済や社会情勢について話したりします。

今は離ればなれに住んでいますので日頃の会話がないというのが現状。メールもやらない父親には絵葉書を送るくらいで、向こうからは返事は一切来ませんけれど、喜んでいるのはわかります。ですから数年に一度の日本訪問で、それでもこうして父親と気兼ねなく様々なことを話したり、きれいな景色を同時に見る。なかなかいいです。
電車よりも車の移動が好きな父のために車での移動となりますが、自分たちのペースで進み、寄りたいところによれるのも味があります。父は煙草もお酒もしませんが僕と同様食べることが大好きで、子供の頃からいろいろなお店を開拓しては子供たちを連れていくのが好きな人でした。そういう父ですから途中の美濃加茂サービスエリア休憩もご当地グルメがあって楽しかった。

もちろん父もラーメン大好き人間です(笑)。僕のラーメン大好きな性質は彼のラーメン好きのものが遺伝したものかもしれません。最近のサービスエリアにはご当地ラーメンもあります。僕はアユの塩焼きをいただき、お味は普通でしたけれどもちろんご当地の美濃加茂ラーメンも食しました。昔懐かしい星座別の占いマシーンがあるのには笑えました♪










その後も道中休憩を取り車の運転の交代を数回して、数時間後には飛騨高山の街に到着しました!飛騨高山の街には以前もDさんと来たことがありますがもう10年以上も前のことですから久しぶりの訪問です。思ったより早く着きましたのでホテルへチェックインする前に高山の古い町並みを散策することにしました。
 
基本的にはいわゆる観光地の観光地的なかわいいものを売っている土産物屋が多く、買うようなものはなかったのですが、地元産の食料品となると僕は断然興味をひかれます。飛騨牛専門店や造り酒屋そして味噌屋です。 飛騨牛は買って帰るわけにもいきませんので見るだけ。現地のレストランで堪能させてもらいますからそれで十分!





味噌の方は高山で有名な朝市の方が地元のおばさんの手作り感あふれる味噌が売っているというのでそちらの方をチェックするまでは待ってみましょう。それならば~と飛騨の造り酒屋の方なら試飲もできるし、日本酒好きなDさんのためのお土産も購入できると思い行ってきました。
〒506-0846 岐阜県高山市上三之町105番地
こちらでは様々なお酒を有料で試飲できるカフェも併設されているので散策中のいい休憩所ともなっているようです。こちらで僕はこの造り酒屋さんお勧めの純米吟醸をいただきました。僕はそれ程飲む人でもなくお酒の味に全く詳しいわけでもありませんが、それでも雑味もなくほんのり甘いこのお酒がとっても美味しいものだと素直に感じられました~。

ちなみにこのお店、外国人の方が多いようでそのマナーにも苦慮しているようでした。そのため、注意書きがテーブルに書いてあったのです。ただ…英語の表記の方は頑張った感があるものの少々残念。この注意書きの写真を撮る外国人の方たちがおりましたのでやっぱり彼らの気になるのだな~と思い真似して一枚!

Please return "the measure"(liquor cup). The person wanting "a measure" sells the good "measure of the hinoki" of the new fragrance.

Eating the food and drink which I bought in another store in our store.  It is prohibition.

言いたいことは何となくわかるものの、もう一度誰か英語のわかる人に推敲してほしかったです(汗)。こういう所に目が行ってしまうのは、英語圏生活が長くなってきてしまった証拠でしょうか?

 




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