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アメリカ西海岸の小さな町で 付き合い丸28年の2人
彼氏Dさん&台湾出身の元保護犬Coco(2020年没)と共にひっそりと 
慎ましく暮す男の地味でありふれた 日常生活日記


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元同僚だったJNさん。彼女は僕の同僚の中でアフターファイブをしてくれる数少ない相手でした。彼女は結婚して子供も生まれて順風満帆な生活をしています。現在は大企業に転職してしまいましたが、それでも僕と連絡を取ってくれていますし、そう頻繁ではないものの家族ぐるみのお付き合いをしてくれています。そして彼女はあのブサイク犬のUbeの飼い主であります。

彼女が旦那さんと両家の両親と一緒にハワイの方へ2週間ほど旅行を計画していました。そんな話を聞いていましたので、それじゃあUbeはどうするのと尋ねると、今預かってくれるところを模索中とのことでした。Dさんに伝えると、それじゃ~うちで預かってあげましょうということなのでそれを伝えると、彼女たちは大感激!そんな訳で2週間ほどUbeを預かることとなりました。
 
前回のワトソンの時も感じましたが、犬のいる生活はいいものの思っていた以上に世話が大変でして、僕達はまだまだ犬を再度迎える心の準備ができていないな~と言うのが感想でした。そして今回Ubeを世話してみて、再度犬のいる生活の大変さを認識したという感じです。まあ、自分の犬ならば我が子同様なのでその苦労も厭わないのかもしれませんけれどね…

Ubeは80パウンド、つまり36㎏もありまして、よだれも出すし、力も強くヘロヘロになりました。しかしながら、基本的にUbeは温和ですし、ワトソンほど甘えるようなこともなく、1日20時間は眠っているのではないかと思うくらい良く寝ますので、そこまで付きっ切りという訳でもありません。あまりにも静かなので、我が家に犬などいないかのような錯覚にも陥ります。








しかし、毎朝&晩犬の散歩をして、ご飯をあげて、糞尿の世話をして、ほぼ毎晩のように夜中に吠えたり、おしっこに午前4時に突然起こされたりしているといつもの生活サイクルが乱されますので精神的にも疲労感がやってきます。4時に起こされるのが嫌で、僕が寝る直前の午後11時くらいにおしっこにも行かせようとするのですが、熟睡していてなかなか起きずトイレに行かせるの一苦労。

それにCocoは顔的にも僕のタイプなので、僕も見ているだけで癒されました。Ubeはあまりにもブサイクでして、それに僕のタイプではない顔。タイプは人それぞれなのでこの顔が好き~と言う人もいることでしょう。まあそれなりに可愛いのですがやはりタイプでないと感情移入のレベルが変わってきます。人間の世界でもかわいい子は得をすると言いますが、犬の世界でもそうなのかもしれません(笑)。
これを言うとDさんは大笑いしますが、確かにUbeは容姿で損をしているかも~と納得してくれます。すまん!Ube. そんなこんなでお預かりの2週間が終了。楽しかったけれど、正直ほっとしている僕とDさんでした。そんな訳で、ワトソン&Ubeの2週間にも及ぶ犬のお預かりで経験したことは、犬のいる生活はそれなりに楽しいけれど他人の犬はやはり他人の犬。

自分の犬ほどの幸福度をもたらすこともなく、疲労感の方が強いので他家の犬のお預かりは1週間が限度かもね~なんて話していました。やはり僕たちにはいまだにCocoが最高の犬のようですね。ランチは近所のピザ屋さん。もう前からあるお店ですが、ランチスペシャルがあることに最近気が付きトライしたら、値段も安く美味しいので2人のお気に入りとなりました。

サラダが$4,ピザが$11という破格の値段、その上お店の雰囲気も良くきれいですし従業員の接客も申し分ないのでここはまた利用させていただくことになるでしょう!



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Dさんがビジネスディナーなので夕飯は1人で食べてね~と行言われた時から、僕の心は決まっていました!そう~牛角に行っておひとり様食べ放題をすることであります。米国では焼き肉のおひとり様が気軽にできるお店がほとんどありませんが、ここの牛角ならば安心しておひとり様ができるので、Dさんが出張などで僕が1人になるときは、ここぞとばかりに利用させてもらっております。

まあ、焼き肉の質から言えばそれほど大したことがないのかもしれませんが、韓国風ともアメリカンなBBQとも違う、日本風特有の焼肉はたまに食べたくなりますので、そういう時はここが使い勝手がいいですね。それにこちらのお店は1皿がそれほど大きくないので、おひとり様でもいろいろな種類を堪能することができるようになっているのが嬉しいところです。
 
貧乏性な自分の場合、食べ放題ですとでどれだけ食べても値段が同じということで、なんか得した感じにもなれ、気分も高揚してアドレナリンが分泌されて、アルコール無しでもハイな気分になれるような感じです。今回は仕事が終わってすぐにお店に到着したのでまたお客さんもほとんどおらず、自分のお気に入りの席で夕飯を始めることができます。

サラダ、キムチ、牛タン、ハラミ、ハンガーステーキ、サーロイン、リブアイ、カルビという感じでこれでもか~と言うくらい楽しませていただきました。本当にたくさん食べました!たらふくお肉を食べて本当に大満足。日頃かなり質素な食生活をしていますし、夕飯の外食などほどんと皆無ですから、たまにこういうことをして憂さ晴らしをすると精神的にもいい効果がありますね。








こういうことをすると自分でも感心するくらい本当におひとり様が好きだな~と思います。人に気を遣うことなく自分の好きなようにできるのって本当に気が楽なのです。仕事の後は特にそう感じます。しかしそう言ってもやはりSNSなどでいろいろな人に囲まれて飲みに行ったり外食しているキラキラしている生活をしている人を羨ましいな~と素直に思います。

若い頃は1人になるのが不安でしたので、無理にでもそういう仲間のもとへ集まっていました。人で選ばす、ただ単にゲイだから、日本人だからと言うだけの理由で集まっているといろいろなところにゆがみが発生していたような気がします。でも昔は時間は永遠にあるような気もしていましたので、そんな思いにも蓋をして突き進んでその場の楽しさに重きを置いていました。
そんな僕でしたが、年を取るにつれて自分の残された時間の限りを知り、時間というものがとっても貴重で大切なものと実感として分かるようになるともっともっと時間を大切に使いたいと思うようになり、自分のために、また一緒に居て自分が心地よい人だけを選んで時間を割くようになった結果、極端に限られた交友範囲&こんなおひとり様時間が増えてきたような気がします。

最近では以前あまり考えなかったネットでの繋がりにもそんな思いが感じられるようになりました。SNSで簡単に繋がって義理で付き合いを続けるよりは、自分にとってこの人とは繋がっていたいなと素直に思える人だけを選び、どうでもいいか~合わないな~という人はどんどん距離をおいてもいいのかもな~なんて考えています。

他人がどう思うかどう見ているのかなどはあまり考えず、他人に気を使いすぎず、自分の考えや価値を重視し、自分が心地良く楽しく暮らしていけることに重きを置くことはつまり、自分を大切にするということなのでしょうね。


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先日、職場の同僚からいい日本式のジャズバーを見つけたので一緒に飲みに行かないかい?と誘われました。同僚と言っても彼は部署が全く違う電子カルテの情報処理関係のソフトエンジニア的な部門の最高責任者。年齢的には同世代かな。前から顔見知りでしたしいろいろなプロジェクトではお世話になっている人なので、たまに話などはしたりはしている程度の仲でした。

しかしながら個人的にランチなどは一切したことがない人でしたので、誘われたときは少し驚いたものの快諾して行ってきました。米国でも仕事の後に仲の良い人が飲みに行くということもありますが、日本のようにごく頻繁に行われるものでもないですし、特に僕は仕事が終わったら一人にしてほしい派ですので、本当に仲の良い人としか仕事の後は一緒にアフター5には行きません。 他の同僚たちは僕よりもずっと交際範囲が広いので、当たり前な程度の誘いなのでしょう。僕として珍しい行動です。また、彼が見つけてきた隠れ家的な日本式のジャズバーというのも興味があったというのも一因です。当日オフィスで待ち合わせて、バーの方に向かいました。店内には行ってみると、その日本式のジャズバーというのは天井の高い作りのコンクリートの部屋に、木目調のカウンターやドアが取り付けられ、薄暗い雰囲気のある温かな空間となっていました。











お店は特注のスピーカーやアンプを取り揃え、レコード盤のジャズをかけているというものでして、6人以上の団体客は受け付けないというこだわりのあるお店でした。バーの方に目を向けると本格的なカクテルをそろえ、特に日本のウィスキーの品ぞろえには驚かされるものがあるラインアップでした。こういう細かく憎いこだわりは大雑把な米国では珍しいかもしれません。

日本でこういうジャズバーに行ったことがないので、どこがどうJapanese Jazz Barなのか、日本のウィスキーがあるからそうなのかと、はっきり言うことができないのですが、こういうレコードにこだわったジャズバーは日本の東京や大阪などの大都会にはにありそうですね。大きな店ではないものの天井が高く、暗く照明を落とされたお店には体で音を感じられくらいの少し大きめな音量でジャスが流れていました。
彼は仕事で疲れると家に帰る前に1人になりたくて、時々こちらのお店に来てカクテルを飲みながら本を読んでリセットするそうです。 確かにこのお店ならそんな贅沢な時間を過ごすことができそうです。そのあと家族の待つ家の方に戻るそうなのです。彼は奥さんと子供がいる幸せそうな家族の一員です。やはり幸せな家族がいてもたまに一人になる時間は必要だというのは同感です。

バーで僕はお互いこれと言った案件があるわけでもなく誘われるままこうして一緒に飲みに来まして、僕も彼もお互いがIntrovert(内向)的な人間であることを以前のexecutive retreatで知っていますから、きっと静かな飲み会になるのだろう~とは思っていました。確かに静かな飲み会ではありましたが、お互い不思議と話すことがたくさんあふれてきて意外なものでありましたが心地よいものでした。









彼も僕と同じ時期にExecutiveの役職になり、責任が極端に増えたのです。そんな訳で僕達は、近況報告から始まり、自分よりも優秀だと明らかにわかる部下を自分の不安や劣等感をひっそりとかくしてずにどうやって操縦していくか、チームワークの作り方、部署の立場上の孤独感、組織の中で誰を信用できる人がなかなかいないなどをいろいろと話したのでありました。

僕は彼が頭脳明晰でアメリカ生まれの自信家人間かと思っていましたので、こういう話が出てすごく意外でしたが、おかげで僕も彼も同じような悩みを持っているのだな~と言うこともわかり意外な一面ものぞけたような気がしました。彼の方も、僕の直属上司の猛烈Presidentの下でどうやってあの豪傑女子と一緒に働くことができるのかなどの質問もあり、それに僕の秘訣を教えてみると微笑みながら感嘆していました。
そんな感じでお互いの処世術などもシェアして勉強になったし、共通の悩みも見つけたりしたことにより、それらは大きな息抜きにもなりました。話は尽きることがありませんでしたが、お互い1杯だけということでしたのでお互いが1杯を飲む干す時に席を立つことにしました。僕は彼にこうして誘ってくれたことに感謝を述べると、彼の方は楽しかったねと伝えてくれました。

たぶん僕たちは、このアフター5があったからと言って頻繁に会うようなべたべた付き合いをこれから始めるとは思えませんし、たぶんこの飲み会も2度目があるかわかりません。ただ、こういう付き合いもなかなか素敵であるなと思え、僕もこれからは気になる誰かを誘って時間を作ってみたいなと思えるようになりました。
 





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先日、日系の団体JーSeiさんの方でファンドレイジングイベントとしてのカニ食べ放題がありましたので参加してきました。このイベントは毎年恒例のイベントでしたが、最後はコロナが大きな問題となる直前の2020年の2月でした。3月にはコロナのためロックダウンとなり、その後開催はなく今年の2023年が久しぶりの開催となりました。コロナ禍の変化としてはお持ち帰りもOKとなっていたようです。

メニューの方は、ダンジュネスクラブ、ガーリックヌードル、サラダ、パン、果物、デザート、ワイン、ビール、お茶などがありまして、これら(ワイン&ビールは別途)を好きなだけ何度もとりに行って堪能できるという、なかなか面白い企画となっていました。2020年の時はこのコミュニティスペースがいっぱいになるくらい人で埋まっていましたが、今回はそうでもありませんでした。
車でドライブスルー方式でのお持ち帰りのオプションもあったせいか、思ったよりも静かでのんびりとした雰囲気で、ジャズなどの生演奏を聴きながらカニを堪能することができました。蟹の方は臭みが全くなく、新鮮そのものだな~と思わせるハイクオリティの蟹でして、ものすごく美味しかったです。僕達は今季初めての蟹でしたので大喜びでした♪

前回にご近所さんから教わったように僕たちはちゃんと蟹はさみと、蟹用の細いスプーンを持って行きました。これのおかげですんなりと蟹の身をとることができまして、Dさんと暫し無言で一心不乱に蟹を堪能させてもらいました。ボランティアで働いている方たちもとっても親切で、和やかで素敵なファンドレイジングイベントでした。来年も参加させてもらいましょう♪



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この日記は昨日の続きです。
母を訪ねて3千里
リトルロックで夕飯
やはりこの母であった・・・
意外な反応我らがユナイテッド航空で家に帰りました~

夕飯に冬瓜
ワトソン君、家に帰る

アーカンソーに行ってきます
Bentonvilleに到着
家を出てから15時間後・・・
お義母さんの葬儀
ゴミ屋敷だった・・・



アーカンソーに行ったり来たりとドタバタ劇なこの数週間でしたが、やっと家に家の方に帰ります。5カ月の間に父親も母親も亡くしたDさん、弟くん、妹さんには大きなショックが心に残っているようで見ていて切ないものがありました。僕も母親を亡くした時はかなりの衝撃がありましたが、これで父親を亡くしていたら本当に立ち直れないくらい悲しみに暮れていたのだろうなと思います。
    
幸いDさんの兄弟は仲が良いので、力を合わせて問題なくこの困難を乗り越えていけることでしょう。僕は自分自身の兄弟とはそれほど近いものがないので、彼らの仲の良さを見ていると羨ましく思えるくらいです。それに弟くん、奥さん、妹さん、旦那さんは皆僕にすごくよくしてくれて感謝してもしきれないくらい素晴らしい人たちであることを再認識できました。

つらい出来事でしたが、これにより彼らとより近く感じられたのは大きな報酬です。さて、この日はこの家からカリフォルニアの家まで戻ります。約16時間の移動ですから覚悟して移動していきましょう。この素敵な別邸も暫く来ることもないでしょう。いい時間を過ごさせてくれてありがとうございます!









田舎町の別邸から、空港のある町まで3時間半の車移動。ここから、空港の町まで2~3か所、まずまずの規模の街を通り抜けますが、基本的にはどれも田舎町のレベルなので渋滞の心配はありません。そんな感じの道中なので途中ほとんど信号がなく車は快適に進んでいきます。最初はDさんが運転を買って出てくれたのですが、彼の運転を見ているとなんか怪しいのです・・・
まあ、単調な道ということもあるのでしょうが、精神的にいろいろあって疲れていて寝ていなかったのかも知れません。目がとろ~んとして生気もなく、いかにも眠そう、これはまずいのではないか?!と思いましたので、強制的に運転を変わって、残りの3時間は僕がほぼすべて運転しました。申し訳なさそうですが彼もそれによって少しほっとしているようです。

そういえば、この道中には白人至上主義のKKKの活動が活発な街を通り抜けたのですが、すごく微妙なビルボードなどがありまして結構怖いかも・・・と思ったりもしました。やはりアメリカ中央部分ですね。そんなドライブでしたが、問題なく空港のある町まで思ったよりも早い時間に到着することができました。第一関門突破ということで、飛行機に乗る前にランチを取ることにしました。












この街にはあまりいいチョイスがなかったので、僕達はこちらのステーキハウスの方にやってきました。メリーランドの方が中心で展開しているチェーンレストランのようですが、ランチですと、ステーキの他にサラダも、サンドイッチも、バーガーもありますので無難な選択かと思ったのです。お店の方はいかにもアメリカンな感じですが、清潔感もあり従業員の接客もすこぶるいいものでした。
3492 W Sunset Ave,
Springdale, AR 72762
Dさんは迷わずグリルチキンサラダ。僕は最初サンドイッチにしようかな~と思っていたのですが、ステーキハウスなのだからステーキにしなくては!と妙に使命感が湧き、前日に大きなプライムリブを食べたにもかかわらずニューヨーク・ステーキを頼んでしまいました。Dさんのグリルチキンは少し乾燥していて残念なものだったようです。

僕のステーキは激ウマ~!!という感じでもないのですが、無難に普通に美味しいステーキでした。










食事をした後は空港のあるBentonvilleのへ向かいました。レストランから車で15分くらいの距離でした。空港に到着してレンタカーを返却して、セキュリティチェックを通過すると、小さな空港なのであっという間にゲートに到着。今回も遅延の心配もなく、予定通り飛行機はアーカンソーの地を離陸しました。ここからデンバーに向かいますが、75人乗りのちいさな飛行機で約2時間のフライトです。
僕達は一応ファーストクラスでしたので、アルコール系のドリンクは無料でした。僕は泡ワイン、Dさんは赤ワインを頼みました。Dさんはここ数週間のことが頭をぐるぐると回っているようで、口数少なく、窓を眺めながらワインを飲んでいました。一体どんなことが頭を巡っていたのでしょう。大変でしたね。さて、そのうち飛行機は降下をはじめ、一面真っ白なデンバーに着陸しました。









デンバーでの乗り換え時間も1時間ほどでしたが、次に乗る飛行機は巨大なボーイング777でした。国内線のそれもデンバー&サンフランシスコ間で需要があるのかわかりませんが、ものすごく釣り合いなくらいの大型旅客機で、乗りこめる人員も267人ということでした。そんな人数が乗り込むわけですので、搭乗時間も国内線ではなく国際線のように45分前から始まりました。

こういう状況でしたので、デンバーに到着したらすぐに次の飛行機の搭乗が始まってしまったという感じでした。僕達はこの便もファーストクラスを予約入れていたのですが、まさかのポラリスクラスの、最新に近いフルフラットになるシートがあてがわれました。2時間のフライトでこのフルフラットは無駄に贅沢じゃないかい?とDさんと笑ってしまいました。ちなみにこのフライトも満席でした。
サービスの方は国際線のようでして、出発前のシャンパンサービスから始めって、夕飯のオーダーを聞き、カクテルサービスが始まった後は温かな夕食が提供されました。僕はタイカレーチキンヌードル、Dさんはよくわからないベジタリアンチョイスでしたが、両方とも満足いく美味しさでした。このフライトのアテンダントさんのサービスも問題なくいいものでした。

我らがユナイテッド航空、いい仕事をしていますね(笑)。僕は映画を見ながら本を読んで過ごしましたが、Dさんはやはり疲れがたまっているようでしたので、フルフラットを活用して横になって休んだようです。ほんの短い間だったのですが、横になれてだいぶ楽になった~と喜んでいました。そんな感じであっという間にサンフランシスコ空港の方の方に到着。次の日から仕事です。お疲れさまでした。






思いもよらぬ展開にお互い疲れ果てましたが、少しずついつもの生活に戻していきましょう。お義母さんの急逝ということもありコメント欄の閉鎖が長くなってしまいました。普通の日記になる次から再開しますのでお付き合いの方、これからもよろしくお願いいたします。

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母を訪ねて3千里
リトルロックで夕飯
やはりこの母であった・・・
意外な反応我らがユナイテッド航空で家に帰りました~

夕飯に冬瓜
ワトソン君、家に帰る

アーカンソーに行ってきます
Bentonvilleに到着
家を出てから15時間後・・・
お義母さんの葬儀



お義母さんのお葬式も終わりほっとした次の日は、お義母さんの家の方へ行って家の整理をすることになっていました。弟くんの奥さんが、張り切ってビスケット&グレービーの朝食をゼロから作り上げてくれました。このビスケット&グレービーはこの地方では定番の朝食のようでして、Dさんは大好きであります。僕は・・・通常まあ食べることができますとだけ言っておきましょう(笑)
基本的には朝ご飯でさえ食べない人間の僕ですから、朝からこのビスケット&グレービーを食べるのは至難の業ですが、本当に優しくて天使のような奥さんがすべて手作りで作ってくれたものですから、ありがたく頂きましたよ~。お味の方は手作りだけあって優しいものでして、それほど体に重い感じもせず美味しくいただけました。奥さんありがとうございます。








美味しい朝食を食べた後は、お義母さんの家の方にDさんと、弟くんと奥さん&妹さんで片づけにやってきました。僕はもちろんこちらの家には数回来たことがありますが、通されたのはリビングルームだけでした。それ以上は生前お母さんが頑なに侵入を拒んでいまして、誰として寝室にもその他の部屋には入ることが許されていませんでした。ですから皆さんにとっても未踏の地であります。

リビングルームでさえもかなり引いてしまい状況でしたので、ある程度の想像をすることができましたが、進入してみると想像をはるかに超えた異空間でありました。簡単に言っておぞましい空間。お義母さんはもともと綺麗好きだったそうですが、これらの部屋を見る限り物が捨てられない人間であったようです。テレビなどで見たことがありますが、これはそれ以上の酷いものでありました。
    
とにかく、床が見えないほどに高く積まれた訳の分からないもの、物、モノ・・・足の踏み場どころかベットの上にも高く積まれて、ベッドで眠ることなど不可能であろうと思わせるような状態でした。それに加え匂いがすごいのです。タバコ、糞尿、ホコリなど饐えた匂いが充満していて、この光景はトラウマになるレベルのすごい衝撃的なものでありました。

それでも何とかならないかとみんなで一生懸命片づけを始めたのですが、どれだけ片づけても全く片付いたように見えない状況でした。そんな訳で皆さん、飲んでないとやってられないようね~とビールやワインを庭で開けて酒盛りをしながらの作業となりました。しかし、やってもやっても見えてこない床、1日では無理だと判断しまして3時間後に片付け作業は終了しました。









僕から見てもこの家はもはや素人が片づけられるようなレベルにはないと思えました。やはりそれなりのお金を払って、専門の業者に頼んで片付けるのが妥当だろうな~とDさんも弟君も感じているようでした。しかしながら、すべてを業者に任せてしまうと、紛れ込んでいた思い出の品や写真なども一緒に捨てられてしまうことになってしまうことでしょう。
そういうこともあってDさんと弟くんは、法的な手続きがいったん落ち着く1か月後にまたこちらに集結して、できるだけの荷物整理をしようかと考えているようです。作業終了の後、僕たちは弟くんの別邸の方に向かいましたが、途中彼が新しく家を建てるつもりである広大な土地の方によってみました。こちらで弟くんが玄関がこちらで、リビングがこちらで~といろいろ説明してくれました。

一体どんなゴージャスな家ができるのか楽しみですね。
もしこの家を訪問する機会がありましたら、またこちらにアップしたいと思います!









この後は別邸に戻り、皆で洗濯。いや~着ていた服がお義母さんの家整理でかなり汚くなってしまったので、バイ菌が広がる前に洗濯しようということになったのです。あの家での作業はトラウマになるレベルですからそうした方がいいですな。それにしても、あんな家で介護者、医者、すべてを拒絶してまで暮らすとは、ある意味消極的な自殺に近い気がします。普通の生活をおくれなかったお義母さんが少し哀れです。
シャワーやお風呂に入ってスッキリした後は、夕焼けを見ながら本日の出来事とその対策についてワインやビールを飲みながら皆さんでのんびりと過ごしました。この日は弟くんの息子夫婦も、娘もミズーリの方に戻っていましたので、この家にいるのはDさん、僕、弟くん、奥さんの4人だけでした。前日の集まりが一転、静かな夕べとなりました。








そろそろ夕飯の時間になりましたので、出かける準備をしました。この日は4人でこの地域でもちょっといいレベルのレストランの方へ行ってきました。値段的にもサンフランシスコベイエリア級の値段であります。山小屋ロッジ風の店内は天井が高く木目調でまとめられ、温かみの感じられる空間になっていました。店員さんの教育も素晴らしく、安心して食事ができそうです。
384 Lodge Lane,
Norfork, AR 72658
しかし~もちろんのことながらお客はすべて白人!他の人種は皆無でありますから僕としては少し緊張します。やはりここはアメリカの真ん中ですな。まず最初はワインを開けて、お母さんの人生に乾杯。弟くんがおすすめのワインでして、とっても美味しいから~というのでワインの味もわからない僕が飲んでみましたが、確かにいつもの安ワインよりも素晴らしい香りがしました。







まず最初にサラダがやってきまして、僕達はメインにこの日のスペシャルのプライムリブを頼みました。弟くんの奥さんだけは、地元魚のウォールアイを頼みました。プライムリブは16オンスですから453g、かなりの大物でしたがあまりに美味しくて全く問題なく平らげてしまいました。本当に美味しいお肉でした!お母さんが亡くなって、お葬式までドタバタが続いて皆さん疲れていたのでしょう。
お葬式も無事終えることができて、ほっとできてしっかり食欲が戻り美味しいものを食べることができて、楽しい食事会となりました。この弟くんと奥さんは本当に素敵な方で僕にすごく気を使ってくれ、家族なんだな~と言うことを感じさせてくれる人たちですので、僕も彼らと一緒に居る時間は素直に楽しめました。こういう家族ができたことはラッキーであります。

食事の後は家の戻り、またワイン&ビールを開けて夜更けまで雑談をしてから床に就きました。
明日はカリフォルニアに戻ります~。


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夕飯に冬瓜
ワトソン君、家に帰る

アーカンソーに行ってきます
Bentonvilleに到着
家を出てから15時間後・・・



アーカンソーに来て最初の朝がやってきました。アーカンソーとカリフォルニアの時差は2時間。現地が朝7時だとしても、カリフォルニアはまだ朝の5時。そういう時差ですのでもっと遅くまで寝てしまっているかな~と思ったのですが、夜明け前に目が覚めてしまいました。前の日に午前2時半起きだったので体内時計が思いっきり狂ってしまっているようです。
   
まだ誰も起きていないので、静かにキッチンに侵入して紅茶を作って東の空から登る朝陽をのんびりと眺めていました。この夜明けの風景を写真にとって収めたいと思いまして、バルコニーの方に出てみたら、激寒でした。この時気温マイナス7℃。なかなかの寒さです。でも、空気が綺麗ですし辺りがひっそりと静まっているので、この寒さが何となく心地よいものでもありました。

日が昇った後に、小高い丘の上にあるこの家から川沿いの平地を見てみると鹿の群れがいました。完全に野生の鹿ですね~。ハンティングが好きな人間が多いこの土地ですから、そういう危険性がない我が家の近所にいる野生の鹿よりもずっとサバイバルスキルが高そうに見えます。こんな景色を見ながら、ブログを更新してのんびりと過ごしていたらDさんも起きてきました。










彼は断然コーヒー派ですので、起きてきた弟くん夫婦と一緒にコーヒーを作ってリビングルームで束の間の朝の優雅なひと時を楽しんでいるようでした。しかしこの日はお義母さんの葬儀が執り行われる日であります。Dさんも弟くんも少し緊張しているようでした。もちろんのことながら米国の葬儀は日本のものとかなり異なります。簡単にまとめますと、まず最初にビジテーションと言うものが1時間ほどあります。

これは、葬儀の前に最後のお別れをするために人々がやってきます。そのため式場の奥にある棺の蓋が開かれ、訪問者がご遺体に最後の挨拶、面会をすることができるようになっています。その後、式が執り行われ、終了後に棺が霊柩車に運ばれ、墓地へと向かいます。墓地に到着すると墓地には棺を埋葬する穴が掘られており、最後の短い式があり棺が埋められて式が終了するという流れであります。
さて、ビジテーションの時間が迫ってきましたので、皆さん着替えて葬儀会場の方へ向かいました。田舎の街のごく普通の主婦ということもあり、格式ばったものは何もなく葬儀用の服装と言うよりもカジュアルだけれど黒などを基調にした暗い色系でまとめた服ならいいようです。いざ葬儀会場に行ってみると、もう既に葬儀の準備ができていまして、お母さんは棺の中で静かに眠っていました。

あのお義母さんのイメージとは異なりますが、彼女はピンクが大好きでして、生前葬儀はピンクを基調にやってほしいと言っていたそうです。そのため棺も白をピンクのものでまとめ、周りの花もピンクの花が飾られていました。ビジテーションが始まる前に、家族の皆さんがお母さんに最後の挨拶をします。彼女の顔を見るとやはり泣き出してしまい人もいました。









僕の番になりお義母さんの顔を見ると、きれいに化粧をして髪も整えてあり綺麗な服を着ていました。僕は彼女がすっぴんで、ぼさぼさの髪と寝間着の姿しか見たことがなかったので、お義母さんのなかなかの美人じゃないですか~とこの姿には驚きました。お母さんの特異な性格から、ビジテーションに来てくれる人がいないのではないか、葬儀に参列してくれる人がいないのではないかとDさんは心配していました。

しかしビジテーションの時間になるとしっかり街の人がやってきてくれて、Dさんもほっとした様子。みなさんはDさん、妹さん、弟さんと短い会話をし、お義母さんに最後の挨拶をしてくれました。僕はこの会場ではかなり異質な存在…式場の隅でひっそりと隠れるように座っていました。ビジテーションの時間が終わり、葬儀が始まりました。ビジテーションに来てくれた人は皆さん葬儀にも参列してくれました。
弟くんはこの式のために牧師さんと話し合って、お義母さんは人格的にもかなり特異な人だったが、今回はネガティブな要素は一切入れず、すべてポジティブな話だけをしようと決めたようです。最初に祈りが入り、牧師さんがお母さんがどんな人だったかを話します。そして弟くんがお義母さんがどんな人だったか、貧しい環境の中でどんなに頑張って夫を支え、子供を育ててきたかを楽しいエピソードを交えて話すと、涙する人の顔にも微笑みが浮かび、彼女のいい思い出だけが目の前に浮かんでくるように感じているようでした。

途中、彼女が好きだったというキリスト系の歌が流れたりして、1時間ほどの短い式でしたが終始穏やかに優しく時間が流れました。式が終わった後は墓地の方に移動して再度牧師さんによる短い式があり、お義母さんの棺は地中の奥深くに埋葬されました。これにて葬儀のすべては終了。子供が3人で協力してまとめた、こじんまりとしていましたが穏やかで優しくいい葬儀だったともいます。

家に帰る前に、お母さんの住んでいた家の方によってみましたが、あまりの混沌ぶりにこの日は手を付けることはしませんでした。









この日は軽い朝食をとっただけなので、皆さん家に帰るとお腹がすいていました。教会の方たちが家で食べてくださいとたくさんの食べ物を用意して持たせてくれました。野菜スティク、チーズ&ハムなどのコールドカットの盛り合わせ、チップス、それに自家製の鹿肉で作ったサラミなんかも持たせてくれました。ここの教会はお義母さんの世話もすごくよくしてくれたそうです。

こちらでは、教会の力が強大ですが、その分コミュニティーの世話をするというところでは本当に献身的に行動しているようです。これらの食べ物に加えて、弟くんの奥さんもラザニアやパスタなどの手料理も用意してくれましたので、精進落としではないのですが親族すべてが弟くんの別邸に集まりカジュアルな食事会となりました。
ワインやビールを開けて、大騒ぎとは言いませんが日本のお葬式の後とはまた違った明るさのある食事会。アーカンソーは保守的で白人がNo1的な考えの人が多くまた、すごくLGBTには否定的だと言われますが、親族とその友人の集まりということもあってか皆さんすごく親切で思いやりのある人たちでして、内向的であまり人との付き合いを好まない僕でさえ、とってもいい時間を過ごしたな~と素直に思えました。

ここにいる人たちはお義母さんのがいたからこそ集まることができたのだな~と思うと、彼女の人生に感謝したいです。



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母を訪ねて3千里
リトルロックで夕飯
やはりこの母であった・・・
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夕飯に冬瓜
ワトソン君、家に帰る

アーカンソーに行ってきます
Bentonvilleに到着


カリフォルニアの家で起床したのが午前2時半。家を出たのが午前3時半。そしてそこから車で空港へ向かい、空港からまず最初はデンバーへ向かいました。2時間半ほどのフライトでデンバーに到着。デンバーで1時半ほどの飛行機の乗り換えがあり、その後はBentonville行きの飛行機で2時間弱のフライト、そこからレンタカーで3時間ほどのドライブで、やっと弟くん別宅へ到着しました。本当に遠いです。
今回はお義母さんの葬儀ということで、弟君もこちらに来ますし、お葬式の後はみんなで食事をしようという話になっていたので、弟君宅にお邪魔することになりました。こちらの別邸からお義母さんの住んでいた町までは車で45分ほどですので、それほど離れていないですし、僕達も何度かこの眺めの良い別宅には泊りに来たことがあります。 








到着してみると弟君たちはまだ来ていませんでした。彼らはミズーリ州の本宅から車で4時間ほどかけてこちらに来るそうなので、先に夕飯を食べていてくれとのことでしたので、こちらの泡ぶろに入って、ビールを飲んで先にリラックスさせてもらいました。リビングルームの窓からはゴージャスな夕焼けが見えました。素晴らしい景色に暫し旅の疲れが癒されました。

こういう別邸を持っている人を時々見かけます。車で3時間も4時間かけて週末に過ごすために使う別邸ですが、僕達はどちらかと言うといろいろなところへ旅行へ行きたい人種なのでこういう別宅にはあまり興味がありませんでした。しかし、いろいろなところよりも気に入った場所で時間をのんびりと過ごしたい人にはこういう選択肢もありなんだな~と弟君を見て感じました。

こんな素敵な場所で家族とのんびり週末を過ごすなんていいものですね。










お風呂に入って旅の疲れを癒した後は弟君たちが到着する前に夕食を済ませることにしました。この弟くん別宅のある場所はかなり辺鄙な田舎ですが、景色も良く河も湖もあることからリゾート地区として有名らしく、弟くんのように少しリッチな人が別宅を持ったり、観光としてやってきたりするのでまともなレストランが数軒あるのです。今回僕たちが選んだのはこちらのお店。

宿がやっているレストランという感じです。ステーキからパスタまでそろえてあるお店ですが、味の方は良いというネットでのコメントがありましたので安心です。お店の方には行ってみるとなかなかの混雑ぶりで、僕達は窓際の席に案内されました。こちらのレストランは窓から湖が見えるそうです。次回は昼間にも来てその風景を楽しんでみたいですね~。
Whispering Woods Cabins Cabins & The Grill
4245 State Hwy 177,
Jordan, AR 72519

Dさんはハッシュパピーと言う、コーンでできた粉を練って揚げた、この地域では皆さんが好きなおつまみを頼み。僕は最初に野菜サラダを選択しました。メインにDさんはワイルドマッシュルームのラビオリ。僕はこの地域でとれる淡水魚のウォールアイのレモンバターソテーを頼みました。Dさんのラビオリはたくさんのキノコが入って絶品だったそうです。

僕のウォールアイは、軽い白身魚でとっても美味しいものでした。大満足で食事をした後は家に帰りました。家では弟君たちが到着していて、僕達を大歓迎してくれました。僕達はここで酒盛りをして、Dさんはかなり酔ったみたいでした。長旅で疲れて、大量のアルコール摂取、ゴジラのようなイビキをかいて寝ることとなりました(笑)。





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母を訪ねて3千里
リトルロックで夕飯
やはりこの母であった・・・
意外な反応我らがユナイテッド航空で家に帰りました~

夕飯に冬瓜
ワトソン君、家に帰る

アーカンソーに行ってきます





デンバーでは1時間のレイオーバー。1時間ですとあっという間ですね。巨大なターミナルの端から端への移動で、次に乗る便のゲートに到着したと思ったらもう搭乗が始まっていました。デンバーからBentonvilleへは75人乗りのちいさな飛行機です。予定より早めに搭乗ゲートが開きまして、僕達も飛行機に乗り込みました。
この飛行機に乗り込む人を見て大きな違いに気が付きました。前回のリトルロック行きの飛行機に乗り込む客はいかにもアメリカの真ん中に住んでいそうな人でしたが、今回はリベラルな街への便ということなので、乗り込む客がラティーノ、アジア人、黒人とバラエティーに富んでいて、白人もこちらの学園都市・バークレーに住んでいるような独特の雰囲気のある人たちでした。









同じアーカンソーでも街によってこうもカラーが変わるものなのですね。さて、飛行機は予定より早めにプッシュバック。今回のフライトも僕たちの担当のアテンダントさんはとっても親切でテキパキ仕事をこなす感じの方でした。僕達はお義母さんの人生に~とシャンパンで乾杯してみました。悲しい旅ではありますが、お義母さんがいたからこそ、このDさんに出会うことができたと思うと素直に彼女に感謝したいです。
2時間欠けるくらいで僕達はBentonvilleの空港に到着しました。僕が少し驚いたのは、こちらの空港の方が綺麗で規模が大きいということでした。やはり天下のウォールマートの本社があるということで、空港の方も州都があるリトルロックの空港よりも充実した感じになっていました。やはりお金がある街はこういう施設も充実しているものなのですな。





さて空港の街、Bentonvilleから今回の宿泊先であるDさんの弟くんの別宅までは、車で3時間半の旅です。僕はシャンパン1杯だけでしたが、Dさんはその後ワインを数杯飲んでいい気分になっていました。それに今回は、お母さんのお葬式ですからDさんにはワインをたくさん飲んで好きなように過ごさせてあげようと思っていましたので、僕が運転をすることを言っておきました。
しかし~こんな雪の降る街とは知らなかったので、慣れないレンタカーでの運転は少しだけ緊張しました。どうも数日前に大きな嵐がきて、一気に雪を降らせて言ったとのことです。デンバー並みに雪が積もって寒い街となっています。一応道路は除雪してあるので問題ないのですが、ところどころ凍っているところがあるので気が抜けませんね。








この時点で現地時間午後1時、カリフォルニアでは午前11時となりましたのでランチを取ることにしました。僕たちが選んだのはこちらのアメリカンなお店でした。バーガー、ステーキ、パスタなど何でもあるお店ですが、ネットの評判を見てみると味の方はいいとの評判ですのでトライしてみました。店内に入るとお店は天井が広く、従業員は皆さんすごく親切でいい感じです!
1636 S 48th St #5880,
Springdale, AR 72762
   
Dさんはアップルウォールナッツサラダ、僕はBBQリブを頼みました。Dさんのサラダは新鮮な野菜に、軽めのドレッシングですごくいいお味だったそうです。僕のBBQリブの方は、フォークでお肉がほろほろになるくらい柔らかくなっていて口の中でとろけるような食感です。BBQソースが僕の好みよりも少し甘すぎる感もありましたが、総合的には大変美味しいものでした。

こんなランチでしたので、僕もDさんも大満足でした♪ しっかりと美味しいランチを食べたところで、ここから3時間のんびりと雪の街を運転していきます~。




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お義母さんの葬儀が執り行われることになりましたので、仕事の方は休ませてもらいDさんとそちらの方に参列するべく、急遽飛行機の席をおさえアーカンソーの方に向かうことになりました。いつもはリトルロック経由で行きますが、今回は直前ということもあり席がほとんどなく、値段もべらぼうに高かったのでアーカンソー州の北西の街Bentonvilleを経由することになりました。

この町はWalmartの発祥の地で、産業も栄え大学がある町なので保守的なアーカンソーの中では異色のとってもリベラルな町なのだそうです。しかし、この町経由で行きますと飛行機の便の乗り継ぎのスケジュールで、僕たちはサンフランシスコ空港の方でかなり早い時間の便からスタートしなくてはいけないのです。僕達に選択肢はありませんでした。
フライトは午前五時。搭乗時間は午前四時半でありまして、逆算すると家を出る時間は3時半、したがって起床時間は午前2時半となりました。そんな訳ですので、前の日は早めに夕食を取り、早めに就寝しようと心がけましたが、やはり午前2時半の起床は結構きつかったです。それでも予定通りに車に午前3時半前に乗り込み、なんとか4時少しに空港に到着。こんな早い時間の空港は初めですが、ガラガラでした(笑)。








飛行機の方は朝早い便ということもあって、たぶんこの飛行機は前の日からもう空港に到着していたのでしょう。遅延もなくオンタイムでの出発!しかし、急遽使用飛行機の変更があり、デンバーまで2時間半ほどの短いフライなのに、フルフラットになる国際線Polaris仕様のいい飛行機になっていました。僕達は今回少しいい席のチケットを購入していたので、この変更は大歓迎でした。
午前五時、飛行機は予定通り離陸。フライトクルーはデンバーベイスでとっても親切で素敵なサービスを提供してくれました。日が昇る前の時間ですが、2人ともシャンパンで朝食をスタート。Dさんはベジタリアン朝食。僕はガッツリアメリカン朝食を選択しました。お味の方は驚くことに結構おいしくて、2人ともいつも朝食は食べないのに完食してしまいました。窓からは綺麗な渓谷も見えました。









今回の旅のお供となった本はこちら。家を出る前にタイトルで何となく選んだのですが、読んでいて確かに自分はどれだけ伴侶のことを知っているのだろうかと考えさせられるものでもありました。
    
映画の方はベットミドラーのBeaches。Dさんと付き合い始めた時に家で一緒に見た映画です。久しぶりに見たけれど、やはり悲しい。Dさんは、本と言い映画と言い何で悲しいものばかり選ぶの?と聞いてきて、初めてあぁ~確かに2つとも死が主要テーマの一つとして入っている物だなと気が付きました。やはり、お葬式への参列の旅ですから、楽しいものは選べなかったのかもしれませんね。










映画が終わるのと同時くらいに飛行機の方はデンバー空港の方に到着しました。フライトは時間通りだし、アテンダントさん素晴らしっかったし、飛行機の席もゴージャスだったし、最近の我らがユナイテッド航空、ハズレが少なくなっているような気がします(笑)。さて冬のデンバーは雪で覆われていて、気温もマイナス6度ということなのだそうでとっても寒そう。
空港はコロナは過去の出来事だったかのように、マスクをする人もほとんどおらずごった返していました。僕達はここで1時間ほどの乗り継ぎ時間を経て、次の便でアーカンソーのBentonvilleに向かいます。


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