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アメリカ西海岸の小さな町で 付き合い丸28年の2人
彼氏Dさん&台湾出身の元保護犬Coco(2020年没)と共にひっそりと 
慎ましく暮す男の地味でありふれた 日常生活日記


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この日記は連続の旅行記です。
1.ポラリスラウンジ@ユナイテッド航空SFO
2.ルフトハンザ航空ビジネスクラス
3.フランクフルト到着
4.ローマの休日
5.誕生日はビザとパスタ
6.ローマでの観光・3万歩
7.海鮮イタリアンディナー
8.バチカン市国
9.ローマ3日目の夕飯
10.ローマの休日・終了しました
11.ナポリ湾の街・Sorrento
12.美男子とアマルフィ海岸ドライブ
13.アマルフィ&ラヴェロ
14.絶品な茹でタコ
15.カプリ島へ・Anacapri
16.Capriの街
17.イカそうめんパスタ
18.ポンペイ遺跡
19.プールサイドで休憩
20.イワシ料理
21.さよならソレント
22.ナポリに到着!
23.英語が通じないレストラン
24.ナポリ観光
25.特大ステーキを食す!
26.温泉@イスキア島
27.ナポリ最後の夜





イタリアで迎える最後の朝になりました。この日もいい天気ですね~気温がぐんぐんと上昇しているのがわかります。Dさんは朝食抜きでOKというので、僕はひとりでエスプレッソだけいただきにやってきました。今回も朝食会場はあまり人がいない状態でしたが、皆さんもっと早い時間に来ているのかもしれません。この朝食会場ともお別れです。いろいろお世話になりました。
         
部屋に戻って荷物をまとめます。僕たちはお土産品をあまり買わないので、基本的に行きも帰りも荷物は変わらないので、そこまで荷造りが大変ということはありません。しかし、いつも何かしらのものを忘れてくるので、忘れ物チェックは入念にしなくてはいけません(汗)。今回泊まったこのホテルは15室くらいという小さなもので、値段もボソレントのホテルの半分以下というエコノミーなホテルでした。









しかし、ホテル自体が新しいので、すべてがピカピカで清潔感があり文句がないものでした。それにホテルの従業員が皆さんすごく親切で、いつも笑顔で対応してくれるのでこちらまで笑顔になってしまうという上質な接客。僕たちはそんな彼らのサービスに大満足でした。特にこの彼は本当に親切で、イスキア島のことやステーキハウスのことなどいろいろとお世話になりました。
そんな訳で、とっても滞在ですごく感謝しているということを彼に告げると、彼もすごくうれしそうで、チームのみんなに伝えておきますと輝くような笑顔で言ってくれました。やはりホテルって高級などのホテルの格だけではなく、こうした心のこもった接客をしてくれるスタッフがいるかいないかで大きく変わりますね。彼らのおかげで僕たちの旅の質も格段にいい方へと変わりました。









ホテルをチェックアウトした後は、ナポリ空港に向かいます。タクシーで20分ほどの距離ですから、それほど遠くないのがいいですね。この日僕たちはナポリ空港からミュンヘンに飛び、ミュンヘンからサンフランシスコまでという合計20時間くらいある大移動です。ナポリの街はイタリアで第3の都市と聞きましたが、空港は比較的こじんまりしているものでした。






6月12日前、米国では入国者に対してのコロナ検査陰性結果を必要としていました。現在はもう必要ないようですが、僕たちはぎりぎりこの変更前のフライトでしたのでコロナテストをしなくてはいけません。Dさんが空港に併設されている検査場で予約をしてくれていたのでそちらで検査をしました。大丈夫だろう~と思っていてもやはりこれはドキドキしますね。
コロナPCR検査は5分で結果が出まして、2人とも何とか陰性の結果をゲットしました~!
これでほっとできますし、家に帰れます~と思っていました。










が!!!!
しかし~そう甘くはなかったようです。










ナポリ空港のチェックインカウンターに行ってみると、なぜか長蛇の列。何かあったに違いありません。僕たちはこの日、ナポリからミュンヘンへ行きます。ミュンヘンからサンフランシスコへの便の乗り継ぎ時間は90分ありました。チェックインしてみると、ナポリからミュンヘンの便が2時間遅れということが分かりました。つまり、ミュンヘンからサンフランシスコへの便には間に合わない!
チェックインカウンターで他の乗り継ぎをいろいろと調べてもらいましたが、このミュンヘン発サンフランシスコ行きは、ヨーロッパ発米国行きの便ではほぼ最終便なので、ほとんど別の便に乗れないことが分かりました。ナポリからパリに向かい、パリからサンフランシスコという選択肢もありましたが、これは違う会社のエールフランスとなるのでどのクラスの席になるか確約ができないとのことなのです。









僕たちは今回ビジネスクラスの航空券を正規の値段で購入していますので、もし席がエコノミークラスになると料金が払い戻しになって、ほぼ無料で米国に帰ることができるというらしいのです。しかし、こういう状況下での地上係員の口約束ほど信用できるものはありません(笑)。払い戻しにきっとひと悶着起こります。そんな訳で、一番確実だと言われた次の日の同じ便に乗ることに決めました。
幸い僕は、休暇リカバリークッションとしてサンフランシスコに戻ってから1日余分に休暇を取ってあり、Dさんは2日分ありました。ですから、今から2時間遅れのナポリ発ミュンヘン行きのフライトに乗り、1日ミュンヘンで過ごして、次の日の便に乗って帰るのも可能と言えば可能な状態でした。そんな訳でして、それらの手続きをしてもらいラウンジの方で2時間余分にすごすことになりました。






どうやら現在のヨーロッパ航空業界を含む、旅行業界全般がコロナ禍の後の対応にパニック状態になっているそうです。たくさんの人員を解雇して、何とかコロナを凌いでいたのですが、コロナが落ち着いてきてまだ人員確保をしないうちに、観光客が津波のように急激に押し寄せてきて対応しきれない状態なのだそうです。確かに観光客の数がどこもたくさんでした!
そんな訳でヨーロッパの航空業界は便のキャンセルや遅延が尋常でないレベルで起こっているとのことでした。ちなみにこの写真、何の写真か分かりますか?これは空港の一般待合スペースではなく、何とビジネスラウンジなのです。ところが、僕たちを含めあまりにも多くの便が遅延となり、その上沢山の人がフライトを利用しているという、オーバーキャパシティ状態なのです。







席が無くなりごった返していて、ラウンジ内で席のない人が席を待っている席取りゲーム状態なのでありました。広い数人掛けの席は、すべて相席状態で文字通り空いている席が一つもないというものでした。幸い僕たちがやってきた時は何とか席を確保できたので大丈夫でした。また一般の待合スペースもこれと同じか、これよりひどい状態になっていました。
ちなみにナポリのラウンジのお食事はごく普通でした。可もなく不可もないものですね。パスタがあり、チキンがあり、野菜があり、お酒はほぼ何でもありました。ただ、コロナ対策で自由にとるというものではなく、係員に頼んでとってもらうというシステムになっていました。個人的にはこの緑のオリーブが美味しかったです!









空港にはちょっとしたレストランもありました。寿司があるじゃないか~と喜んで買いに行ったらなんとまぁ~ブラジリアン寿司と書いてありましたので、やめておきました(笑)。握りや巻物もあるようでしたが、基本的にはPoke丼のようなものが売りのお店のようですね。値段もイタリアにしては結構強めの設定でした。握りと巻物セットで30€くらいだったかな。








         
さて、2時間遅れのルフトハンザ航空ナポリ発ミュンヘン行きの便の出発手続きが始まりました。僕たちはゲートに向かったところ、たくさんの人でごった返していました。飛行機は滑走路の駐機場にあるらしく、バスでの移動となりました。









飛行機はエアバス320Neo。比較的新しい飛行機ですね~バスで乗り込む飛行機はボーディングブリッジよりも面倒くさいのですが、こうして飛行機を目の当たりにできるのはなかなか面白いので嫌いではありません。








ルフトハンザ航空の国内線のビジネスクラスは、普通の席でして真ん中が空席になっているというものはいつもと同じでした。








機内アナウンスで、この機長さんによる説明ですとこのクルーは前の便で遅れが生じ、規定によりある程度の休憩時間を取らなくてはいけなくなり、別のクルーを用意することができず結果として、その休憩時間のために2時間の遅れとなったとの説明がありました。ヨーロッパでは航空業界の労働基準は統一しての決まりがあるそうですね。
クルーの休憩のために便が遅れて、そのために乗り継ぎに遅れたというのは何とも嬉しくない状況だな・・・







2時間遅れで、なんとかナポリからミュンヘンへ飛び立ちました。この旅行でほぼ毎日のように姿を見せてくれていたヴィスヴィオ火山ともお別れです~。いい旅をありがとうございました!








ナポリの街が眼下に広がった時、奥の方には昨日お世話になったイスキア島も見えました。
イスキア島には今度泊ってみたいよね~とDさんと話していますから、戻って来れるかな?








90分ほどのフライトですが、一応食事がふるまわれるようです。
ルフトハンザ航空はドイツの航空会社。食事もドイツ系の食事になるようですね~。
ソーセージとポテトという、典型的なドイツ食かな?味はまあまあだったです。









楽しい旅をありがとうございました~と乾杯。この旅行ではたくさんの素敵な人に出会い、いろいろとお世話してもらいおかげで本当にいい旅行になったよね~と旅で出会った方たちに感謝の気持ちでいっぱいの2人でした。こういう旅がこれからも続けられるようにまた、普通の生活では地味に、倹約して暮らしていきましょう~。







僕が気になったのはこのデザート。
灰色の石のようなものがあり、その周りに赤いベリー系のソースが入っていました。
一体どんな味がするのでしょうか?







灰色の石のようなものを割ってみると、中からクリームが出てきました。
ベリー系のソースはラズベリーのジャムのような感じです。
味は悪くはないのですが、とにかく激甘!完食は無理でした。ヨーロッパのお菓子は甘いですな~。










そうこうしているうちに、飛行機はどんどんヨーロッパ大陸の内陸部の方へ向かっていきました。たくさんの緑が見えてきまして、のどかな田園風景が広がってきます。
もうすぐドイツ、ミュンヘンに到着です。



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